
松江シティFC(初出場)

松江市を本拠地とする中国リーグ所属チーム。リーグ参入1季目の2010年は3位、11年は7位で、今季は4位に付けている(8月11日現在)。県予選決勝は、前回代表で、今季リーグ戦2戦未勝利のデッツォーラ島根(中国リーグ)を相手に積極的なプレスで走り勝ち、逆転で初優勝を成し遂げた。
細かいパスをつなぎボールを保持する「ポゼッション・フットボール」で相手を崩すサッカーを掲げる。今季から加入の小川純と岡田がディフェンスラインを押し上げ、ボランチの小川優が前線へ素早くパスを供給。中盤右サイドの森は豊富な運動量と俊足を武器に相手守備陣をかき回す。決勝戦で試合を決める3点目を奪ったフォワードの澁山は、相手守備陣の裏を突く動きで好機をうかがう。
前身はヴォラドール松江(2011年2月改名)。今年1月、チームの運営母体をNPO法人化し、3月には将来のJ2入りを宣言。地域住民と一体となったイベントを展開するなど密着型の球団づくりを進めている。
(山陰中央新報)
