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関西学院大学(2年ぶり22度目)

2年ぶりに兵庫代表の座に返り咲いた。前線からのプレスでボールを奪い、素早くサイドから仕掛ける速攻型のチーム。阿部浩之(現ガンバ大阪)、梶川諒太(現東京ヴェルディ)を擁した昨チームほどの強烈な「個」はないが、戦術理解度が高くハードワークをいとわない。
 出場権を懸けた兵庫県選手権決勝(26日)では、ヴィッセル神戸U―18と対戦。試合はユース年代屈指の実力を有する神戸U―18がパスワークで優位に立ち、前半9分に先制されたが、「変な意地を張らずに忍耐強く守れた」と成山一郎監督。体を張って追加点を防ぐと、1年生トリオが守備陣の奮闘に応える。同20分、小林成豪の左クロスに呉屋大翔が合わせて同点。前半終了間際にはドリブルで持ち込んだ森信太朗が逆転弾を挙げ、後半にも小林と呉屋が加点。3人で全4得点をたたき出した。1点を返されたものの、4―2で快勝。昨年まで神戸U―18に所属していた小林は「後輩に負けられへん思いもあった」と胸を張った。
 1918年(大正7年)に創設された歴史あるクラブだ。天皇杯との関わりも古く、現役とOBの混成チーム「関学クラブ」と「全関学」で、29年の第9回大会以降、計7度の優勝を誇る。近年では2000年に当時J2のベガルタ仙台に勝ち、大学チームがJクラブを破る大会史上初の快挙を成し遂げた。(神戸新聞)

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