
SAGAWA SHIGA FC(6年連続6度目)

滋賀県選手権決勝は、同じJFL勢のMIOびわこ滋賀と激突。互いの意地がぶつかる「滋賀ダービー」を3―0で制し、6年連続6度目の天皇杯出場を決めた。
2007年に、企業チームの佐川急便東京SCと佐川急便大阪SCが統合、拠点を守山市に移して誕生した。
JFLで優勝3度を誇るアマチュア屈指の強豪で、連覇を狙う今季も3位に付けている。
中口雅史監督が掲げるテーマは「全員攻撃、全員守備」。
選手が次々とボールに絡んで相手守備を切り崩し、守っては前線から連動したプレスを仕掛ける。
攻撃の中心はFW清原。鋭いドリブル突破を武器に、今季リーグでチーム最多の11得点をマーク。
長身のFW御給も高い得点力を誇る。
中盤はMF山根主将、MF中村元、MF嶋田らキープ力のあるベテランが支える。
リーグ最多出場記録を更新中のDF冨山が守備ラインに安定感をもたらす。
天皇杯の最高成績は、2007年の4回戦敗退。
昨年は2回戦でJ1のG大阪に0ー2で敗れており、「打倒Jリーグチーム」を目標に局面での判断力を磨いてきた。副将のDF旗手は「失うものは何もない。一戦ずつが挑戦」。今年こそ金星をつかみたい。(京都新聞)
