
FC岐阜SECOND(5年連続5度目)

5年連続で代表決定戦を制し、5度目の天皇杯切符をつかんだFC岐阜SECOND。今秋に地元で開催されるぎふ清流国体では成年男子種別の岐阜選抜チームも兼ねており、「調子は上々。国体に勢いをつなげられるような戦いをしたい」と伊藤哲也監督も鼻息が荒い。
チーム名からも分かるように、J2に所属するFC岐阜の下部組織。しかし全選手が普段は働きながら、平日の夜間を中心に練習している。現在東海社会人1部リーグに所属、第11節を終え8勝3分と参加チーム中唯一の負けなしで首位をひた走っている。
J2やJFLなどを経験した選手がそろうのが強み。県代表決定戦の決勝で2ゴールを挙げた主将の松江克樹と遠藤雄一の2トップは、東海リーグでも屈指の得点力を誇る。サイドから正確なクロスを上げる片山朗や村松潤らとの連係が攻撃の鍵を握る。
1回戦を勝てば、昨年2回戦で0―2と敗れたJ1・清水との再戦となる。伊藤監督は「昨年は敗れたものの大きな自信を得た試合だった。1年間の成長を確認するためにも、もう一度対戦してみたい」と静かに闘志を燃やす。
(岐阜新聞)
