
新潟経営大学(4年ぶり2度目)

全日本大学選手権に北信越代表として2年連続出場している。前線から積極的にボールを奪いに行く攻撃的なチームで、天皇杯出場は4年ぶり2度目。
FW稲葉旬と、DF登録ながらトップもこなせる青木秀の前線が、体を張ってボールをキープする。稲葉は労を惜しまず走り続け、178センチの青木は体格を生かし、前線での起点になる。2トップにボールを入れながら、サイドへ散らし、時間をかけて厚みをかけた攻撃を組み立てる。
ボランチのMF横島翔太は足元の技術に優れ、冷静なゲームコントロールができる。コンビを組むMF田中僚と横島のダブルボランチにボールを預けることで、チームの連動性が高まる。
GK東川陸は天皇杯県予選決勝で好セーブを連発した。シュートストップに長け、正確なロングフィードが武器だ。
フィジカルトレーニングには力を入れており、暑い中でもいつも通りのサッカーを貫く。県予選を通し、競り強さが出てきた。けがで県予選を欠場した選手も戻ってくるので、選手層は厚くなる。「誰が出ても同じサッカーができる」ことを目標に、天皇杯初勝利を目指す。(新潟日報)
