
AC長野パルセイロ(8年ぶり2度目)

前身の長野エルザSCとして出場して以来、8年ぶりに天皇杯切符を獲得。数年後のJリーグ入りを目指して今年7月にJリーグ準加盟の承認を受け、参戦2年目の日本フトボールリーグ(JFL)では首位と好調だ。初戦を突破し、Jリーグ勢と公式戦で初対戦となるJ1札幌との2回戦に照準を合わせる。
天皇杯切符を懸けた県代表をめぐっては、昨季まで4年続けて宿敵の松本山雅FCに決勝で惜敗する苦渋を味わってきた。松本山雅がJ2に参戦して欠場した今季の県選手権は、決勝で地域リーグのアルティスタ東御に10-1で大勝。久々の大舞台に臨む。
高い位置での組織的な守備からボールを奪い、スピード感のある攻めにつなげる形が得意。大橋良隆と野沢健一で組むダブルボランチを中心に、JFLでも随一の運動量が戦術の土台を支える。
攻撃の中心はエースの宇野沢祐次。スピード、技術、体の強さに優れた万能FWで、リーグ戦でもチーム全体の3分の1のゴールを稼ぐ得点頭。今季は向慎一が蹴る精度の高いセットプレーも得点源になっている。(信濃毎日新聞)
