第18回「サクラ病理技術賞」受賞記念講演動画を公開
―病理技術の発展と伝承に貢献する2名を表彰―
2026年7月29日
サクラファインテックジャパン株式会社
(写真左から:牛久哲男先生、永谷たみ氏、栗田佑希氏、恩田和人)
病理検査機器・器材のトータルサプライヤー、 サクラファインテックジャパン株式会社 (本社:東京都中央区、代表取締役社長:恩田和人)が創設した「サクラ病理技術賞」の第18回受賞者による受賞記念講演の模様を動画で公開いたしましたので、お知らせいたします。
「サクラ病理技術賞」は、病理学的検査・技術に関するさまざまな活動を支援するため、病理技術者やその団体、研究者を対象として、学術研究のみならず地域活動や後進育成など幅広い活動の中から特に優れた成果を挙げられた方々を表彰する制度として 2008年に創設され、今年で第 18回目を迎えました。今回は、奨励賞を 1名、新人賞を 1名が受賞しました。
受賞記念講演では、選考委員長の牛久哲男先生(東京大学大学院医学系研究科 人体病理学・病理診断学分野 教授)より選考総評が述べられ、受賞者に記念のオーナメントが授与されました。その後、受賞者2名による講演が行われ、受賞テーマについての発表がなされました。なお、第19回の公募は、2026年9月7日に開始予定です。
サクラファインテックジャパンは、病理のトータルソリューションプロバイダーとして、これからも継続的なイノベーションに取り組み、病理診断の発展に貢献してまいります。
■第18回「サクラ病理技術賞」受賞記念講演
選考総評および表彰
受賞者による受賞記念講演
受賞記念講演の動画は、サクラファインテックジャパンWebサイト内「サクラ病理技術賞ページ」にて公開しております。
https://www.sakura-finetek.com/ja/about-us/byourigijyutu_syou/winner/18_2025/
■受賞について
奨励賞
全国、地方に関わらず地域医療や学生教育、技師の卒後教育への貢献など、論文数や論文内容による評価が難しい分野での貢献に対して授与
【受賞者】
永谷 たみ(ながたに たみ)氏
岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 臨床遺伝子医療学講座
日本赤十字社 姫路赤十字病院 病理診断科/臨床検査・ゲノム検査科/遺伝診療部ゲノム検査
【受賞理由】
微小組織検体に対応したがん遺伝子パネル検査用病理組織標本作製技術の確立と技術普及
病理検査技師として日常業務に携わる中で、内視鏡や生検で得られる微小検体に対し、がん遺伝子パネル検査の成功率を高めるための検体取り扱いや標本作製について独自の工夫をおこない、解析成功率の向上に結びつけたことは高く評価できる。また、それらの技術を近隣の医療機関にも広めるべく自ら勉強会や見学会を企画開催するとともに、関連学会や研修会での講演活動などにも積極的に取り組んでいる。地域医療・教育への貢献から全国的な病理技術の向上へと活躍の場が拡がっている。
新人賞
サクラ病理技術賞および奨励賞に準ずる研究や活動を行っている若手技師で、特に今後の活躍が期待できる方に対して授与
【受賞者】
栗田 佑希(くりた ゆうき)氏
浜松医科大学 光医学総合研究所 尖端研究支援部門 先進機器共用推進部/再生・感染病理学
【受賞理由】
細胞診支援AIの開発と、医療を革新する次世代人材の育成
病理細胞診検査での経験を元に、細胞検査士の鏡検支援AI「CYTOLONE」を開発、オープンソースとして公開した。「CYTOLONE」は専用機器を用いずに使用することが可能で、鑑別に必要な細胞所見や追加検査を提案する機能も有しており、細胞検査士の業務を補完し、技術の均てん化に貢献するツールとして国内外から注目を集めている。また、次世代の臨床検査技師の育成としてAIや情報科学を学ぶ学生団体を設立し後進の育成に注力するなど、コミュニティを牽引するこれからのリーダーとして活躍が期待される人物である。
■「サクラ病理技術賞」創設の趣旨と概要
サクラ病理技術賞は、病理学的検査・技術に関する多様な活動を支援するサクラファインテックジャパン株式会社が創設した独自の表彰制度です。病理学的検査・技術に携わる人々の意欲向上を図り、病理技術の発展と伝承に寄与することを目的としています。病理標本作製技術に関する研究論文はもちろんのこと、日常業務での技術・知識の向上、後進技師の指導育成(伝承)、地域医療への顕著な貢献というような活動も対象とし、より広い視野を持ったユニークな賞となっています。第13回より表彰対象を拡大し、ゲノム医療に代表される先進的治療や標準化による安全管理、AIなどの新しい技術導入についての成果や功績も対象としております。
病理診断の認知の高まりとともに、臨床や患者のニーズも高くなりつつある今日、病理標本作製の発展的な未来に向けて挑戦を続けるサクラファインテックジャパン株式会社は、この賞を通じて病理技術に携わる方々への長期的な支援・貢献を続けたいと考えております。
選考の対象者:
病理学的検査、研究に携わる技術者ならびに研究者およびその団体
選考の対象:
・関連学会/学術誌等に発表された論文
・論文以外の活動: 日頃の研究/後進技師の育成
地域医療への顕著な貢献 等
選考方法:
非公開を原則に第三者機関に選考委員の選出と選考委員会の組織化(技師、医師、学識経験者など)を委嘱しています。自薦による公募制度により候補者を募り、選考委員による一次選考(書類審査)を経て、二次選考の討議により受賞者が決定されます。
【サクラファインテックジャパン株式会社について】
サクラファインテックジャパン株式会社は、サクラグローバルホールディング株式会社(代表取締役会長:松本謙一)の傘下企業で、病理学的検査における機器、消耗品、試薬の専門メーカーです。医療における検査の中でも、最終診断といわれる重要な役割を担う病理学的検査において、さまざまな貢献を実現しております。
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