AIと連動した「スマート終活手帳」が予約受け付けをスタート 紙とデジタルを統合した“話せる手帳”
日本は3人にひとりが60歳以上という高齢社会。相続・介護・孤独・空き家問題などが深刻な社会問題になっている。一方で、国内60歳以上のおよそ9割が、終活に取り組んでいなかったり、取り組み中で未完了だったりという実態があるという。そのような中、エンディングノートの作成は難しいと思う人でも手軽に楽しみながら終活に取り組める画期的な手帳が登場した。デジタル創続推進機構(東京)は、SAMURAI Security(東京)が提供する終活AIコンシェルジュ「サラス」を搭載した終活手帳「スマート終活手帳2026年版」の予約受け付けをスタートした。
エンディングノートや遺言書を書いたり専門家に相談したりする前に手に取ってもらう“初めての終活”支援をテーマに開発された、フィジカル(紙の手帳)とデジタル(AI=大規模言語モデル)を統合した手帳。最大の特徴に、「チェックする」「メモを書き込む」という圧倒的に簡単な作業だけで終活がサクサク進むことを挙げる。その秘密は、ノートへの書き込みやチェックリストを読み取ってアドバイスを届ける「AIコンシェルジュ」機能との連携。いわば、「話せる手帳」として、ノートを使えば使うほど有意義なアドバイスが手元に届くという。
スマート終活手帳と連携するAIは、これまで4000人以上の終活相談の実績があり、複数の自治体(公民連携事業)や多数の企業へシステム提供の実績があるという。
構成は、「スマート終活の便利な使い方」「終活入門編(終活チェックリストや終活診断)」「終活実践編(相続対策や終活支援サービス)」「終活10年カレンダー(2026~2035年)」「2026年カレンダー」。A5サイズ(148×210mm)、48ページ、税込み1200円。初回版として2種類のデザインを用意している。
同機構は今後、スマート終活手帳本商品を軸に自治体や企業との連携を積極的に行い、すべての高齢者が自律的な終活に取り組める環境構築を目指していくとしている。
















