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里山没入体験を京都で かやを刈り取りながら生演奏が聴ける時間も

 

 昔ながらの日本の風景といえば、かやぶき屋根。あの美しい屋根を守るためには、約20年ごとに材料となるかやを集め、屋根をふき替える必要があるという。京都府南丹市・美山(みやま)かやぶきの里を舞台に、地域の暮らしと景観を支えてきた伝統行事「茅刈り(かやかり)」を体験できるイベント「カヤ・キャン美山2025」(カヤ・キャン美山実行委員会・京都府南丹市)が、11月22日(土)・23日(日)に開催される。なんと、生演奏付きで伝統文化を体験できる。

 「美山かやぶきの里」は、1993年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている。かつては集落の人々が力を合わせてかやを刈り、暮らしを支えてきたが、ライフスタイルの変化や少子高齢化により、かや場の管理やかや刈りの担い手は年々減少。地域外から原料を調達せざるを得ない状況も生まれているという。そこで、かや刈り体験で楽しみながら文化を未来へとつなぐ一翼を担ってほしいと企画された。

 当日は、川風や土の匂い、刈り取ったかやの感触に身をゆだねながら、集落の人々と肩を並べて作業。かや場には地元ゆかりのアーティストが登場し、生演奏に耳を傾けながら体を動かす特別な時間もある。作業の合間には、ひと息つきながら地元の人と参加者が交流できる時間も設けられている。

 参加方法は、事前予約制の1日プラン(税込み3500円)と1.5時間プラン(同2200円)の2種類。申し込みは専用ページで受け付ける。

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