奥山葵&大倉空人、「主人公の日向子と同じ目線で見てほしい」 “週刊誌の存在意義”をテーマに描く「スクープのたまご」
ドラマ「スクープのたまご」の取材会が行われ、出演者の奥山葵と大倉空人が自身の役柄や作品の見どころを語った。
本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新人記者・信田日向子(奥山)の目を通して “週刊誌の存在意義とは何か”を考える、週刊誌の裏側ものぞけるリアリティー満載のお仕事奮闘ドラマ。
本作がドラマ初主演となる奥山は、「こういう場が初めてで緊張しています」と初々しくあいさつ。自身が演じるキャラクターについて「入社2年目の記者で、ある日突然、週刊誌の編集部への異動を言い渡されます。日向子自身が週刊誌に対してあまりいい印象を持っていないので、きっと見ている方も日向子と同じ目線でスタートして、物語を見ていただけると思います」と笑顔で話した。
日向子の後輩・阿久津健吾を演じる大倉は、「阿久津はご飯をたくさん食べる、ギャグ要素が高いキャラクターです。1話から伏線が張られていて、1つの大きな事件が背後にあることが分かる物語なので、阿久津が出るシーンだけは、少し和やかに雰囲気が変わればいいなと思っています」と声を弾ませた。
「もともと週刊誌に対して持っていた印象や、作品を通じて変化したことは?」と聞かれた奥山は「週刊誌の記者さんには、あまりポジティブな印象はなくて、世の中を斜めに見ているような印象を持っていたのですが、実際に記者の方にお会いしてみると、私たちと変わらない普通の生活をしてる方で。1つ1つの物事を決め付けではなく、自分の目で見て判断して文字を書いていると話されていたのが印象的でした」とコメント。

(C)「スクープのたまご」製作委員会
大倉は、「台本を読んだときに思ったのは、記者の方が追っているものは芸能や熱愛ネタだけではないんだということです。事件班があって事件を追っていたり、毎週5、6本のネタを見つけなければならないと聞いて、すごく大変だなと驚きました」と話した。
また、奥山は「この作品で週刊誌が良いとか、悪いとかいう結論にたどり着く必要はないと思っています。どんな出来事に対しても、皆が悪いと言っているからダメだとか、この人はこういう人だと思うのではなく、なぜそうやって言われているのだろう? と一旦自分の目を通して見る作業を私は心掛けるようになったので、視聴者の皆さんにも伝わればいいなと思います」と見どころを語った。
ドラマは、10月7日からTBS系で放送スタート(毎週火曜 深夜0時58分放送 ※一部地域をのぞく。放送時間変更の場合あり)。
(取材・文/小宮山あきの)

(C)「スクープのたまご」製作委員会