京本大我、主演ミュージカルでギター弾き語りに挑戦 メンバーの前で突然演奏し「ストリート的なことをやっていた」
ミュージカル「Once」囲み取材・公開ゲネプロが8日、東京・日生劇場で行われ、出演者の京本大我、sara、鶴見辰吾、斉藤由貴、演出の稲葉賀恵が登壇した。
トニー賞11部門ノミネート8部門を受賞した本作は、ダブリンという移民の街を舞台に描かれる、人生の再生の物語。今回の上演が日本初演となる。原作は、2007年に公開されたアイルランド映画で、代表曲「Falling Slowly」は第80回アカデミー賞最優秀歌曲賞を受賞した。
主人公のストリートミュージシャン・ガイを演じる京本は、「寝泊まりはしていませんが、合宿をしていたくらいの濃密な稽古時間を過ごし、あっという間にこの日を迎えました。あとはもう開き直って、ここまでやってきた自分と皆さんのことを信じて、この作品の持つメッセージを届けられたらと思います」と初日を直前に控えた心境を語った。
京本は本作でギターの弾き語りにも挑戦する。半年にわたって練習を重ねてきたというが、「お話をいただいたのは数年前でしたが、ギターは独学ではやってたので、独学でやっていたくらいのレベルで良ければもちろん挑戦したいとお気持ちを伝えたんです。でも、いざ、お話が進んでいって、楽譜がきたら難易度が相当高くて」と苦笑いを浮かべた。
続けて「正直心が折れかけた」と本音も吐露。乗り越えるために、「これまで人前で演奏することがあまり多くなかったので、慣れるためにも、メンバーとの仕事の日にギターを持っていって、収録の合間に楽屋で5人が休んでるところで僕が演奏をし出すという、ストリート的なことをやっていました」と明かした。
そして、「僕にとっては30代入ってから1発目のミュージカルになりますが、僕はあくまで作品の中心を担ってるだけです。稲葉さんが演出されて、すてきなキャストさん、スタッフの皆さんが集まって最高のものをお届けできると思います。ぜひ皆さん足を運んでいただき、この作品の魅力にとっぷりはまっていただきたいです」と呼びかけた。
舞台は9月9日~28日に都内・日生劇場ほか愛知・大阪・福岡で上演。

ミュージカル「Once」囲み取材の様子 (C)エンタメOVO