男子団体は東北福祉大、個人は倉持選手が首位発進 ゴルフのパンパシフィック大学スーパーリーグbyNIGITAが開幕
ゴルフのパンパシフィック大学スーパーリーグbyNIGITA第1日は3日、静岡県三島市のグランフィールズCC(男子7219ヤード、パー71、女子6164ヤード、パー71)で行われ、団体の男子は東北福祉大、女子はカリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)がトップに立った。男女混合で争う個人は、女子の倉持凪選手(日大)と男子のエイダガン・ブレイディー選手(メイヌース大)が首位に並んだ。
世界レベルの選手の育成と国際交流を目的として、昨年から開催されている大会。54ホールのストロークプレー(各校5人中上位4人の合計スコア)で争う男女各団体戦、男女混合の個人戦の3種目が実施され、団体は男女各12チーム、個人は男子62人、女子65人の計127人がエントリーした。
男子団体の東北福祉大は、矢野仁貴選手と田村軍馬選手がともに個人3位の66をマークするなど層の厚さを見せ、通算アンダー11の273で、連覇が懸かる2位日大に2打差をつけた。東北福祉大1年生の矢野選手は「貢献できてよかった。全力を出して団体も個人も狙っていきたい」と、二冠獲得に照準を定めた。

10番でティショットを放つA・BRADY
2校が抜け出し、日大に12打差の3位はケント州立大。4位ロングアイランド大、5位メイヌース大、6位早大と続いた。
女子団体はUCLAが8アンダー、276でリード。5打差の2位で日大が追う。さらに3打差の3位に福井工大、4位にハワイ大マヌア校、5位は明大、6位は東北福祉大、7位は大手前大。
個人首位の倉持選手は、身長149センチと小柄ながら、正確なドライバーを武器にチャンスを量産。7バーディー、1ボギーの内容で伸ばした。全英女子オープン(8月3日終了)でメジャー制覇した身長150センチの山下美夢有選手に勇気づけられたそうで、倉持選手は「山下プロも身長がないのに活躍は励みになる。私も頑張りたい」と話した。
出口千加志選手(中央学院大)と隅内雅人選手(日大)が首位に2打差の6位、さらに1打差の8位に志村由羅選手(東北福祉大)、小林翔音選手(日大)、女子の浦崎涼選手と蟹江美羽選手(ともに福井工大)がつけた。
女子の日米ツアーで勝利を挙げた岩井姉妹の弟、光太選手(日大)は69で14位。ことし7月の日本アマチュア選手権を制した佐藤快斗選手(東北福祉大)は73で39位と出遅れた。
前日の開会式では、米ツアーで活躍する松山英樹選手が寄せたビデオメッセージの中で「この大会がやがて学生ゴルフのワールドカップと呼ばれるような、世界的なスケールで開催されることを期待している。全力を尽くし、かけがえのない経験をしてください」などと選手にエールを送った。

男子団体の東北福祉大は、矢野仁貴選手(左)と田村軍馬選手がともに個人3位の66をマーク
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