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南寧が貿易、輸送、AIを通じてASEANとの関係を拡大

 

広西チワン族自治区南寧市のChina-ASEAN Expoで音楽を演奏するロボット

 

AsiaNet 201956 (0210)

 

【南寧(中国)2026年10月27日新華社=共同通信JBN】秋を迎え、中国南部の広西チワン族自治区の区都・南寧では、対外開放が新たな勢いを見せています。第23回China-ASEAN Expo(CAEXPO、中国・ASEAN博覧会)およびChina-ASEAN Business and Investment Summit(中国・ASEANビジネス投資サミット)が閉幕したばかりであり、さらに平陸運河も開通して航行が始まり、China-ASEAN Artificial Intelligence Application Cooperation Centerでは新たなプロジェクトが具体化しつつあります。

 

中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)との協力における主要な玄関口の1つである南寧は、協力プラットフォームの強化、輸送接続性の向上、イノベーション主導型の発展を通じて国際的な関与を拡大しており、中国とASEANの交流でますます重要な役割を果たしています。

 

▽中国とASEANの協力のためのプラットフォーム

 

CAEXPOの恒久開催都市として、南寧は20年以上にわたり、政治対話、貿易・投資、人的交流の分野で中国とASEANを結ぶ常設プラットフォームの「Nanning Channel(南寧チャンネル)」構築に取り組んできました。

 

第23回CAEXPOでは、新たに開設されたAIマーケットプレースが大きな注目を集めました。主展示エリアでは、大規模AIモデルやAIチップといった最先端技術に加え、AIメガネ、インテリジェントロボット、リハビリ・介護機器など、ASEAN市場のニーズに合わせて開発された製品が展示されました。

 

70社以上の企業が8つのカテゴリーで500点以上の製品を出展し、2800万元(約390万米ドル)を超える取引が成立しました。博覧会期間中、南寧ではデジタル貿易、越境eコマース、インテリジェント製造などを網羅した一連のビジネスマッチング・イベントも開催され、出展企業がビジネスのつながりを商業・投資の機会へと結びつける後押しになりました。

 

Nanning Comprehensive Bonded Zoneでは、東南アジアの特産品が越境eコマースのネットワークを通じて中国全土に流通しています。CAEXPOを通じて構築された貿易ネットワークに支えられ、南寧では越境eコマースが成長を続けており、ASEAN産品の中国への流入と、中国製品のASEAN市場への輸出という双方向の流通が促進されています。

 

2026年1月から8月までの8カ月間における南寧の対外貿易総額は651億7100万元に達し、前年同期比で2.4%の増加となりました。ASEANとの貿易額は182億4600万元に達し、同市の貿易総額の28%を占めました。また、ベトナムとの貿易額は18.6%増加しました。

 

▽中国内陸部と海を結ぶ新たな水路

 

9月16日に平陸運河が開通したことで、南寧と海との接続に新たな側面が加わりました。

 

この運河により、最大5000トンの船舶が南寧から北部湾に直接航行できるようになりました。中国南西部から海へ向かう貨物にとって、平陸運河を経由するルートは、広州港を経由するルートに比べて内陸水路の航行距離を560キロメートル以上短縮します。

 

この新たな水路は、内陸地域と沿岸港を結ぶ輸送拠点としての南寧の役割をより強固にしています。

 

同運河がもたらすチャンスを生かすため、南寧は平陸運河経済ベルト(Pinglu Canal Economic Belt)沿いの産業開発を計画しています。Liujing Port ZoneにあるBalian Joint Operation Areaの改修により、5000トン級船舶の受け入れが可能となるほか、鉄道・水運のインターモーダル輸送を強化するため、Liujingにおける専用鉄道の建設も急ピッチで進んでいます。

 

こうして内陸港は河川・海上輸送の拠点へと変貌しつつあり、非鉄金属、グリーンケミカル、機器製造などの産業が運河沿いにますます集積しています。

 

China(Guangxi)Pilot Free Trade Zone(中国(広西)自由貿易試験区)の南寧エリアも、さらなる成長の原動力となっています。「Two Countries, Twin Parks(2国間ツインパーク)」モデルやChina-ASEAN Industrial Cooperation Zone(中国・ASEAN産業協力区)などの取り組みに連動し、南寧エリアでは260件の制度的革新が導入されており、そのうち214件は国家または自治区レベルで初の試みです。

 

同試験区は、越境金融やデジタル貿易などの分野で新たなアプローチの模索を続けています。広西とASEAN間の連携強化によって物流コストが低減したことも相まって、これらの施策は南寧が産業投資を誘致し、空港志向産業および港湾関連産業を発展させることに貢献しています。

 

▽AIが新たな協力分野を切り開く

 

人工知能(AI)は、南寧とASEANとの協力における新たな重要分野として台頭しつつあります。

 

五象新区にあるChina-ASEAN Artificial Intelligence Application Cooperation Centerの展示センターでは、スマートシティー、ヘルスケア、教育、農業を網羅するソリューションが展示されており、ASEAN諸国からの代表団が視察やビジネス協議のために訪れています。

 

南寧は、「R&D in Beijing, Shanghai and the Greater Bay Area, integration in Guangxi, and application in ASEAN(北京・上海・粤港澳大湾区での研究開発、広西での統合、ASEANでの応用)」という開発モデルを推進しており、同市を東南アジアとの国際的なAI協力拠点とすることを目指しています。

 

ArcherMind Technologyは南寧にASEAN本部を設立し、同社のインテリジェントロボット製品はラオス、ミャンマー、ベトナムなどの市場に参入しており、ASEAN諸国の学校でも活用されています。iFLYTEKは南寧と戦略的協力協定を締結し、教育、ヘルスケア、都市ガバナンスなどの分野でASEAN市場向けのAI応用を模索しています。

 

南寧では、Xinchen Semiconductorなどの半導体企業が、車載インターネット(Internet of Vehicles)からインターネット・オブ・シングス(IoT)に至るまで、幅広い用途に対応するチップ技術と生産体制を統合しています。

 

現在、南寧には1552社のAI関連企業が拠点を置いており、これは広西チワン族自治区全体の57.3%を占める規模です。

 

第23回CAEXPOの期間中、南寧の中国・ASEAN AIコミュニティーは37件の発表・説明会やマッチングイベントを開催し、ASEANでのAI応用シナリオに関する42件の協力ニーズを公表しました。約100件の予備的な協力合意が成立し、その規模は約20億元に達しました。このうち、ASEAN諸国との協力予定額は10億元を超えています。

 

AIは南寧の対外開放における新たな象徴となりつつあり、中国とASEANの協力を、貿易や投資の枠を超えて、デジタル技術やインテリジェントアプリケーションの分野へと広げています。

 

長年定着してきた「Nanning Channel」から、平陸運河がもたらす新たな機会、そして人工知能の急速な発展に至るまで、南寧は対外開放の範囲を拡大し、中国市場と国際市場との結びつきを強化しています。

 

プラットフォーム、物流網、新興産業が連携を深める中、南寧は中国・ASEAN協力の最前線に位置するその立地条件を、貿易、投資、イノベーションにおけるより具体的な機会につなげようとしています。

 

ソース:China-ASEAN Artificial Intelligence Application Cooperation Center

 

  • 広西チワン族自治区南寧市のChina-ASEAN Expoで音楽を演奏するロボット

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