【2026東進調査①】2026年ダブル合格者の進学先分析 早慶で早稲田が「9戦全勝」 同系統学部比較
大学全体でも、早稲田を選ぶ割合が8年連続で増加。その理由は?
2026年9月25日
株式会社ナガセ
東進ハイスクール・東進衛星予備校
東進ハイスクール・東進衛星予備校などを運営する株式会社ナガセ(本社:東京都武蔵野市、代表取締役会長CEO 永瀬昭幸、代表取締役社長COO 渋川哲矢)は、2026年の「ダブル合格者進学先分析」を実施しました。今回は第1弾として早稲田大学・慶應義塾大学の最新データを発表いたします。
「ダブル合格者進学先分析」は、2つの大学の両方に合格した受験生が、実際にどちらに進学したかを示す独自調査です。志願者数や偏差値だけでは測れない大学の実力・人気を映す指標のひとつとして、2018年より分析を行っています。日本全国に10万人超の高校生が在籍し、多くの受験生の合格大学・進学大学情報を持つ東進ならではの分析データです。
大学全体の比較では、早稲田が8年連続で上昇傾向
2025年に逆転! 2026年も伸びて6割弱に
難関私立の双璧である早稲田大学と慶應義塾大学の両方に合格した場合に、受験生がどちらに進学したのかを追跡する「ダブル合格進学データ」の最新調査結果を公開しました。東進がデータ集計を開始した2018年は、両方に合格した場合に慶應を選ぶ受験生が71.5%と早稲田を圧倒していました。しかし、2020年を過ぎたあたりから徐々に早稲田を選ぶ割合が増加し、2025年についに早稲田への進学者が慶應を上回って逆転を果たしました。本年はさらに早稲田選択者の割合が58.0%へと高まり、わずかですが差が広がる結果となりました。
早慶の全9系統学部比較で、早稲田が初の全勝
2018年の1勝8敗から、2026年は9勝0敗へ
両大学の同系統学部同士(法学部同士、商学部同士、文学部同士、および学部名が異なる同系統の組み合わせなど計9つの学部同士)の進学先を比較したところ、大きな変化が見られました。2018年の調査開始以来、慶應法学部が早稲田法学部を上回り続けてきましたが、2026年は初めて早稲田法学部が上回る結果となり早稲田が全9系統の学部比較において全勝を達成しました。2018年は9学部系統中8学部で慶應義塾が優位であったことを踏まえると、近年の早稲田の伸びが顕著なことがうかがえます。
早慶2強の構図は揺るがず
上智、東京理科との差は圧倒的
早慶比較では激しいダブル合格の変遷が見られますが、早慶とそれに続く上智大学、東京理科大学とのダブル合格について見てみると、下表の通り上智、東京理科を選んだ受験生はわずかです。早慶と上理との間には大きな壁があり、早慶2強の構図は揺るいでいないことがうかがえます。
早稲田選択者の割合が増えた背景
相次ぐ入試改革・環境整備の効果
この背景には、早稲田大学が近年断行してきた地道かつ大胆な改革と、受験生のニーズをとらえた環境づくりがあります。第一に挙げられるのが、「痛みをいとわない先進的な入試改革」です。2021年の政治経済学部における大学入学共通テストの必須化、および私立文系では極めて異例となる「数学必須化」の大改革を皮切りに、2025年には社会科学部や人間科学部でも共通テスト必須化や「総合型問題」の導入など、改革を次々と重ねてきました。一時は志願者数の変動を生んだものの、結果として難関国立大や理系志望の優秀な併願層を引き寄せ、入学者の質と志望度を大きく高めることに成功しました。
また、入学後の「キャンパス・教育環境」が進学先選択における重要な指標となっているようです。早慶の違いは、女子の比率にも表れています。志願者ベースの女子比率において、早稲田は37.5%で、慶應の28.1%に対して大きな差があります。20年間の女子比率の伸びを同系統学部同士で比較してみても、早稲田が慶應を上回っています。
早稲田を選んだ学生にその理由を聞くと「4年間同じキャンパスで交通の便もよいから」「留学生が多く国際色豊かで活気があるから」「自分のやりたい勉強ができる学びの環境があるから」「海外留学をしたいから早稲田と決めていた」などの声が聞かれました。
揺るぎないブランド力を持つ慶應
2027年入試はますますの激化が予想される
一方で、こうした早稲田の躍進がある中でも、私立最高峰としての慶應義塾大学のブランド力と存在感が揺らぐことはありません。2026年入試では、早稲田が総志願者数で昨年対比98.4%と減少する中で、慶應は2019年以来最高数となる42,033名で昨年対比は104.7%と3年連続で増加しています。また慶應には、早稲田には同系統学部がなくダブル合格の比較ができない医学部などの人気学部もあり、引き続き“私大の雄”として存在感を示しています。QS世界大学ランキングの「就職力・卒業生の活躍」において世界TOP100入りの84位(国内では東大に次ぐ2位)に位置づけられているほか、公認会計士試験の合格者数では圧倒的な実績で1位を独走し続けるなど、実社会に直結する確かな基盤を誇ります。さらに、世界最高峰の人間中心のAIキャンパスの構築を目指す「AIキャンパス構想」を加速させています。
2027年は慶應経済の入試科目で小論文が休止されるという大きな変更があるため、国公立や早稲田との併願に影響があり難化することも予想されます。
少子化が進む中でも早慶両大学への志願は極めて底堅く、それぞれの個性と強みを活かした不断の改革によって、日本の私立大学全体を牽引し続けています。入試改革・AI対応・グローバル化という共通のテーマのもとで切磋琢磨を続ける両大学のダブル合格進学シェア争いは、来年以降もますます目が離せない展開が続きます。
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東進ハイスクール・東進衛星予備校では、今後も「明青立法中」「関関同立」など他の大学群についても、順次ダブル合格者進学先分析を発表してまいります。
【株式会社ナガセについて】
1976年創立。日本最大の民間教育ネットワークを展開するナガセは「独立自尊の社会・世界に貢献する人財」の育成に取り組んでいます。
有名講師陣と最先端の志望校対策で東大現役合格実績日本一の「東進ハイスクール」「東進衛星予備校」、シェアNO.1の『予習シリーズ』と最新のAI学習で中学受験界をリードする「四谷大塚」、早期先取り学習で難関大合格を実現する「東進中学NET」、私大総合・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)合格日本一の「早稲田塾」、メガバンク、大手メーカー等の多くの企業研修を担う「東進ビジネススクール」、優れたAI人財の育成を目指す「東進デジタルユニバーシティ」、いつでもどこでもすべての小学生・中学生が最新にして最高の教育を受けられる「東進オンライン学校」など、幼・小・中・高・大・社会人一貫教育体系を構築しています。
また、東京五輪で競泳個人メドレー2冠の大橋悠依をはじめ、のべ53名のオリンピアンを輩出する「イトマンスイミングスクール」は、これからも金メダル獲得と日本競泳界のさらなるレベルアップを目指します。
学力だけではなく心知体のバランスのとれた「独立自尊の社会・世界に貢献する人財を育成する」ためにナガセの教育ネットワークは、これからも進化を続けます。



















