6ヶ国を対象とする「腸内環境健康指数」で首位に立つ日本
*6ヶ国で行った市場調査で、マイクロバイオームへの高い理解と腸に配慮した生活習慣を背景に、日本が新たな世界ランキングで首位であることが判明する
【東京2026年9月14日B2PRESS】デンマークのバイオソリューション企業、Novonesisの一部門であるPrecisionBiotics(R)が本日発表した新たな「Gut Health Economy(腸内環境経済)」レポートによると、日本は腸の健康に関して世界をリードしています。
「健康増進月間」に合わせて発表されたこのレポートは、腸の健康が人々、社会、経済に及ぼす影響について検証したもので、新たな消費者調査と専門家の知見に基づき、企業がウェルビーイング(心身の健康や幸福)を経済の発展につなげてゆくための機会を明らかにしています。日本、韓国、ドイツ、イタリア、メキシコ、カナダの成人3,000人以上を対象に調査を実施するとともに、東海大学医学部の鈴木秀和教授をはじめとする腸の健康という分野の世界的な専門家たちからも意見を集めました。その結果をもとに、「Gut Health Index(腸内環境健康指数)」というものが初めて作成され、日本は総合スコアで最高得点を獲得しました。これは、消費者の高い意識と理解に加え、日常生活において腸の健康に配慮した習慣が定着していることを反映したものです。
東海大学医学部の鈴木秀和教授は、次のように述べています。「日本は重要な示唆を与えてくれています。腸の健康は日常生活に深く根付いており、このことが健康寿命の延伸に寄与しているのです。『医食同源』、すなわち、食と健康は密接に結びついているという考え方は、長年にわたり日本の文化と日常生活に根付いてきました。伝統的な食文化に加え、発酵食品、食事の多様性、機能性食品などが相まって、病気を予防し、健康で長生きするための実践的なアプローチが育まれ、結果的に、より長く、より健康的な生活を実現することに寄与している可能性があります。」
鈴木教授の見解は、今回の調査結果によっても裏付けられています。日本の消費者の約4分の3(72%)が、マイクロバイオームとは何かを理解しています。マイクロバイオームとは、体内のさまざまな場所、特に腸内に存在する数兆個の微生物からなる生態系を指します。これに対し、カナダではその割合は半数にとどまりました。また、10人中8人以上が、良好な腸の健康が全身の健康にとって重要であることを認識しています。こうした理解は日常の生活習慣にも表れています。日本の就労者の84%が、規則正しく昼休みを取ることを優先しているのに対し、ドイツではその割合はわずか20%にとどまります。
腸の健康と全身の健康との関連性を認識している割合は、日本が他のどの国々よりも高く、その背景には年齢が関係している可能性があります。
「超高齢社会である日本では、腸の健康の重要性がますます高まっています。高齢者において腸は、単に消化だけに関わるものではありません。栄養、免疫機能、フレイル、サルコペニア、炎症、気分、睡眠、認知機能の健康などにも関係しています。」鈴木教授は、以上のように述べています。
より良好な腸の健康がもたらす可能性のある恩恵は、健康的な加齢だけにとどまりません。腸内マイクロバイオームが精神的なウェルビーイング、代謝、ストレス、睡眠などと関連していることを示す科学的証拠が増えており、腸の健康をより良好な状態に保つことが、より健康で生産性の高い労働力の形成にもつながる可能性を裏付けています。日本では6,800万人を超える人々が就労していることから、この可能性を引き出すことによる効果は非常に大きいと考えられます。
今回の発表は、来週9月24日に東京大学で開催される「RIKEN–International Society of Microbiota」の会合に先立つものです。この会合には、世界各国の専門家が集まり、マイクロバイオータ科学、臨床研究の進展、および健康と長寿を支えるうえでのその潜在的な役割について議論する予定です。「Gut Health Economy」レポートでは、医療従事者、政策立案者、雇用主、産業界がより緊密に連携し、一般の人々の理解を深め、予防的な健康戦略を強化するとともに、日常生活において腸に配慮した選択をしやすくすることを提言しています。
PrecisionBioticsの地域マーケティング責任者、Radwa Gamal氏は、次のように述べています。「腸の健康は重要な転換点を迎えています。現在では、マイクロバイオームが消化だけでなく、免疫、精神的なウェルビーイング、健康的な加齢、生産性など、実にさまざまな領域に影響を及ぼしていることが明らかになってきています。日本は、科学、教育、産業が連携することで、どのような成果を実現できるかを示しています。日本が首位に立つことが他の国々にとって貴重な教訓をもたらす一方で、日本自らにとっても、マイクロバイオーム科学をさらに発展させ、予防的な健康づくりの未来を実現してゆく機会となっています。」
「Gut Health Economy」レポートと「Global Gut Health Index(世界腸内環境健康指数)」は本日発表され、PrecisionBioticsのウェブサイト(precisionbiotics.ie/the-gut-health-economy)で閲覧できます。
PrecisionBioticsについて
PrecisionBioticsは、ヒトのマイクロバイオームが健康に関した現代のさまざまな問題を解決する鍵となると考えた科学者たちにより20年以上前に設立された企業です。PrecisionBioticsの科学者たちは、世界有数のマイクロバイオーム研究拠点の一つであるAPC Microbiome Instituteの専門家とともに、数千種の細菌培養物の研究を開始しました。設立以来、独自の細菌株と、特定の健康分野におけるとそれらの役割の解明に取り組んできました。現在、PrecisionBioticsはNovonesisの一部門として、ヒューマンヘルス分野の卓越した全世界の研究機関と協力しています。PrecisionBioticsは、世界最大規模の細菌株コレクションと、さらに研究を進めるための数千種の酵素を利用することができます。これらを活用し、次世代のための持続可能なソリューションの発見に取り組んでいます。独自の伝統と専門知識を生かし、「1兆分の1の確率」のような極めて希少な可能性にも目を向けながら、人々がより健康で、より幸福な生活を送ることができるよう貢献しています。
ソース:PrecisionBiotics
(日本語リリース:クライアント提供)
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