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2025年大阪・関西万博:日本の来場者がアルタ・ランガの素晴らしいワインを体験

 

2025年大阪・関西万博:日本の来場者がアルタ・ランガの素晴らしいワインを体験

 

*ピエモンテ州が万博イベントとしてテイスティングを開催

 

【大阪2025年10月6日ANSA=共同通信JBN】ピエモンテ州は大阪のWホテルで海外メディア向けに、アルタ・ランガ(Alta Langa)DOCG(統制保証原産地呼称ワイン)のみを提供するテイスティングイベントを開催しました。クラシックメソッド製法によるこのスプマンテ(イタリア産スパークリングワイン)は、2025年の「ワイン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれ、ピエモンテ州の公式アンバサダーとしての役割も担っています。

 

このイベントは2025年大阪・関西万博の公式行事の一環として、ピエモンテ州がConsorzio di Tutela Alta Langa(アルタ・ランガ保護コンソーシアム)の協力を得て開催されました。

テイスティングでは日本人ソムリエの水口晃氏が案内役を務め、ピエモンテワインの素晴らしさを象徴するこのワインの特性とニュアンスを来場者に分かりやすく説明しました。

 

ピエモンテ州知事のアルベルト・チリオ(Alberto Cirio)氏は歓迎のスピーチで、ワインとピエモンテ州のルーツとのつながりを強調しました。チリオ氏は「私たちの最も大切な宝の1つであるスプマンテ・アルタ・ランガDOCGを日本に紹介できることを光栄に思います」と述べ、この製品が「ユネスコ(UNESCO)が世界遺産に認定したランゲ、ロエロ、モンフェッラートの素晴らしい丘陵地帯で生まれた」こと、そして「日本の観光客のみなさまがすでに私のたちの景観、料理、ワインの美しさを知り、高く評価している」ことを説明しました。同氏はこのイベントを通じて、「グラス一杯のアルタ・ランガが語ることのできるピエモンテ州のあらゆるニュアンスを、みなさんに直接発見していただきたいと願っています」と締めくくりました。

 

Trade, Agriculture and Food Councillor(貿易・農業・食料担当評議員)のパオロ・ボンジョアンニ(Paolo Bongioanni)氏は、この取り組みの戦略的重要性を強調しました。同氏は「私たちは、2025年のワイン・オブ・ザ・イヤーに選ばれたアルタ・ランガのプロモーションを、ここ大阪で始めます。アルタ・ランガはクラシックメソッド製法で作られたイタリア最古のスプマンテ(スパークリングワイン)を代表するワインです」と述べ、「この素晴らしいワイン製品の輸出量は、現在300万本を超える生産量のうちのわずか15%です」と説明、「私たちは輸出量を増やし、その価値を認めてくれる市場へ届ける必要があります」と述べました。

 

ボンジョアンニ氏はさらに、大阪での「第一歩」は「長いジャーニーの始まり」と付け加えました。なぜなら、「ワインに続き、私たちはピエモンテ州のファッソーナ産ミートのプロモーションを行う予定であり、間もなく神戸ビーフと出会う素晴らしい対話の場を設けます。そしてイタリア有数のミルク・チーズ産業が生み出すコメやチーズのプロモーションも行う予定」だからです。

 

そして、ピエモンテ州は現在も世界有数の「ワインの都」であり続けています。ピエモンテ州は、品質認証数ではイタリア第1位、輸出額では第2位の地域であり、60のDOC(統制原産地呼称)ワインおよびDOCG(統制保証原産地呼称)ワインを有し、生産量の88%がDOP(原産地保護呼称)認証を受けています。2024年には輸出額が12億ユーロを超え、過去5年で19%の成長を記録、ピエモンテ州ワインの60%が海外市場で販売されています。

 

日本市場も明るい兆候を見せており、この1年で10%の伸びを記録しました。特にバローロやバルバレスコといった高級赤ワインにより、「スーパー・トスカーナ」ワインと並んでトップシェアを占めています。

 

アルタ・ランガDOCGはイタリア初のクラシックメソッド製法ワインであり、1800年代半ばにカネッリの「地下大聖堂」と呼ばれる歴史的ワインセラーで誕生しました。ここは現在、ユネスコ世界遺産に登録されています。現在は480ヘクタールのブドウ畑と296のワイン醸造業者を擁し、生産量は年間320万ボトルに上り、その15%が海外で販売されています。

 

アルタ・ランガはどれもビンテージワインで、ボトル内澱熟成を少なくとも30カ月行います。その白とロゼのワインは複雑でフレッシュ、そして際立つように刺激的な香りを特徴としており、こうした特性によってこのワインは世界に向けたピエモンテ州の象徴となり、同州の理想的なアンバサダーになっています。

 

ソース:General Commissioner’s Office of Italy for Expo 2025 Osaka

 

 

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