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健全なコンテンツの流通に貢献する AIによるコンテンツ著作権侵害抑止サービス「RighTect」

2025年8月20日
 テンソル・コンサルティング株式会社

【報道資料】

 

 テンソル・コンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区五番町、代表取締役:田代勇一、以下「テンソル」)は、健全なコンテンツの流通を支援するために著作権付きコンテンツの不芳使用を検知するRighTect(読み方:ライテクト)をリリースします。これまでRighTectはグループ会社であるd.a.t.株式会社よりサービスを提供していましたが、この度、事業譲渡によりテンソルから新バージョンをリリースすることとなりました。

 これまでのRighTectは、無断でWeb上に複製・転載されているコンテンツホルダーのデジタルコンテンツをAIが自動で検知する機能をメインとしていましたが、新バージョンでは、自社で使用するコンテンツが他者の著作権を侵害していないかの調査に利用する機能を追加し、より広範囲に適正なコンテンツの流通を支援する機能を提供いたします。また、対象コンテンツとして、これまでは静止画を中心としていましたが、新バージョンでは、動画コンテンツの検知精度も向上させています。

 

 

「RighTect」の全体像:

 

 

 

 

RighTect」の機能概要

 

「RighTect」は、Web上から収集した写真画像、マンガ画像、動画などコンテンツのデータとオリジナルのコンテンツデータを独自の識別AIを用いてマッチングすることにより、高い精度で不正に転載されているコンテンツを検知し、著作権の侵害抑止に役立てることが可能です。

 

1.クローリング機能:Web上を巡回しコンテンツを収集

 利用用途に応じ、以下のパターンを基本としてクローリング機能をご提供いたします。

(1)特定のウェブサイトのURLを指定して巡回・収集

不芳な不芳利用先のウェブサイトが明確な場合など、現状の人手による検索業務の効率化を実現したい場合等

(2)特定のURLは指定せず検索範囲(期間・日付)を指定して直近アップされたコンテンツを汎用的に収集

広く自社コンテンツの著作権侵害がないか、あるいは自社が他者の著作権付きコンテンツを利用していないかを調査したい場合等

(3)Webのクローリングではなく、事業者様内部のコンテンツのデータベースを巡回

自社が保有するコンテンツの一元管理のために利用したい場合等

   ※いずれのパターンも1日のクエリ数や収集件数に上限はございます

クローリングの検索・収集条件はカスタマイズすることが可能です。

また、上記パターン以外にご希望がございましたら、ご相談のうえお客様独自の開発にも対応いたします。

 

2.マッチング機能:複数のコンテンツに対応

RighTectはAI技術を駆使することで、写真画像、マンガ画像、動画と幅広い種類のコンテンツに対応し、各事業者様の多様なニーズにお応えいたします。事前にRighTectにご登録いただいた事業者様が保有するコンテンツとクローリングで収集したコンテンツとをAIが比較し、それらの類似度をスコアで表示します。

 

3.類似度をスコアで算出

コンテンツの類似度を判定するAIは、テンソルが独自に開発したアルゴリズムで、画像の左右反転、トリミング、カラー変更、別の画像の挿入等のコラージュ加工、一部切り抜き、スマートフォンで撮影した 画像など一定の加工が施されたコンテンツであっても、高い精度でオリジナルと同一である可能性が高いと判定することができています。

 

 

 

RighTect」の動画コンテンツの同一性検知

 

1.基本的な考え方:画像対画像

動画は画像の集まりで構成されているため、画像対画像の比較を複数回処理することで類似度を判定します。

 

2.加工への対応と同一性検知の両立

著作権を管理し保護するという観点から不芳使用と思われるコンテンツの検知を行うためには、単にオリジナルコンテンツと同じような類似コンテンツを無数に検知するのではなく、同一であるか本質的に同じであるコンテンツのみを検知する必要があります。動画でも画像と同じく、不芳使用者はオリジナルコンテンツに一定の加工を加えているケースが多く、加工に対してはオリジナルコンテンツと本質的に同じであると判定することが必要です。

 

 

テンソルでは、加工によっても変化しづらい特徴を抽出し比較する、加工に対して頑健なロジックを構築し、加工への対応と同一性検知の両立を実現しています。

協力会社との取り組みのなかでは、不芳にアップロードされている動画に頻出している外国語の字幕付きの加工や反転、画質の劣化といった加工に対して高い検知性能を確認しています。

 

 

 

 

 

テンソルは「RighTect」を通じ、自社の保有するコンテンツなどの情報資産の保護や適切な管理に努めるコンテンツホルダー、プラットフォーマーなどの事業者様の取組みを側面から支援し、健全なコンテンツの流通に貢献してまいります。

 

【 「RighTect」 について 】  

「RighTect」について詳しくはこちらをご確認ください。

https://www.tensor.co.jp/rightect

 

【テンソル・コンサルティング株式会社について】

世の中に溢れるデータを価値ある情報と様々なビジネスシーンで活用できるよう、高度なAI技術の提案を専門領域とした経営コンサルティング会社。銀行、クレジットカード、リースなどの大手金融系企業、携帯電話、ポータルサイトなど大手通信事業者、メーカー、通販業者など幅広い業態におけるマーケティング、リスク分析等の業務に多数の実績をもち、常に最新の技術を研究し、EC検索エンジン自動学習法など最先端の統計数理技術を活用した複数の特許を持つ。社名のテンソル(tensor)は、「神経を研ぎ澄ます」と言う意味の「tense」を語源にもち、空間に分布している力の状態を示す数学の概念に由来する。

 

【会社概要】

設立           :  2006年12月

本社所在地   :  東京都千代田区五番町2番地24

代表取締役   :    田代 勇一

事業内容    :  数理モデルに基づく経営コンサルティング業

社員数     :  20名

資本金     :  2,420万円

ウェブサイト: https://www.tensor.co.jp/

 

 

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