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Huawei Digital Power、「グリッドフォーミングおよびESS安全性フォーラム」を開催、革新的なビジネス戦略と安全なエコシステム構築に向けて

上海、2025年6月24日 /PRNewswire/ — 2025年6月12日、Huawei Digital Powerは上海にて「グリッドフォーミングおよびエネルギー貯蔵システム(ESS)安全性フォーラム」を開催し、太陽光発電(PV)およびESS業界の顧客、パートナー、保険会社、認証機関を招いて、グリッドフォーミング技術の発展動向や応用、ビジネス実践、安全なESSエコシステムの構築に関する見解を共有・議論しました。フォーラムにおいて、Huawei Digital Powerは顧客、パートナー、保険会社、認証機関と共に、ESSの安全性を新たな次元へと引き上げるための「ESSセーフティイニシアチブ」を立ち上げました。

Huawei Digital Power Hosts the Grid Forming & ESS Safety Forum for Innovative Business Strategies and Safety Ecosystem

Huawei Digital PowerのスマートPV&ESS製品ライン担当社長であるSteven Zhou氏が、開会の挨拶を行いました。同氏は、世界的なエネルギー転換の進展に伴い、ESSが再生可能エネルギーの大規模な系統連系を支え、安定した電力網運用を実現するうえで重要な役割を果たしており、これにより前例のない機会と課題の双方が生じていると述べました。優れた系統支援能力を備えたグリッドフォーミングESSは、最先端かつ注目を集める技術となっています。さらに、ESSの安全性は業界の持続可能な発展にとって最優先事項です。Huawei Digital Powerは、最新のFusionSolar 9.0 Smart PV+ESSソリューションを発表し、グリッドフォーミング技術をESSからPV+ESSへ、さらにあらゆるシナリオへと展開することで、包括的な応用を実現しています。

高い安全基準を遵守することは、電力網の安定性を維持するための鍵となります。Huawei Digital Powerは、「不燃性」、「非爆発性」、「非延焼性」、「非有害性」の4つの安全基準を提唱しています。セルからグリッドまでの安全設計により、システムの信頼性が向上します。Huaweiは今後も、顧客、パートナー、業界団体と連携しながら革新を続け、安全基準の採用を促進し、ビジネスモデルの革新を推進していきます。これにより、業界チェーンのすべての関係者が技術進歩の恩恵を受け、持続可能な未来を実現できるようにしていきます。

グリッドフォーミングに関するビジネス戦略:能動的な安全性の推進と新たな電力システム構築の加速

Wood MackenzieのAPACリサーチディレクターであるRobert Liew氏およびVDEの事業開発マネージャーであるPatrick Zank氏は、グリッドフォーミング技術が再生可能エネルギーへの投資をいかに支援できるかについて見解を述べるとともに、大規模な導入を促進するには統一された基準と市場からの信頼が不可欠であるとの考えを共有しました。

SchneiTecの電力管理部門ディレクターであるVannsith Ith氏およびTÜV SÜDのスマートエネルギー部門テクニカルマネージャーであるBilly Qiu氏は、カンボジア初の大規模ESSプロジェクトに関する詳細を共有しました。TÜV SÜDは、PPP 58232に基づき、カンボジアにおいてHuaweiのグリッドフォーミングPV+ESSシステムの系統形成能力に関する実証試験を実施しました。この試験結果は、安定かつ信頼性の高いスマートグリッド構築の堅固な基盤を提供し、東南アジアにおけるグリッドフォーミングプロジェクトの進展を示すものです。

Huawei Digital PowerのグリッドフォーミングESS事業担当CTOであるChen Danqing氏は、グリッドフォーミング技術の大規模な商用利用に向けては、複数機器の並列運転における安定性、広帯域の振動抑制、強力な過負荷対応、そして機器の安全性と信頼性といった4つの主要な技術的課題があると述べました。

PVおよびESS分野、特にグリッドに対して親和性が高く、グリッドフォーミング技術において豊富な経験を有するHuawei Digital Powerは、「Smart String Grid-Forming ESS」技術システムを提案しています。この技術システムは、発電・送電・配電・消費のすべてのプロセスにおけるグリッドフォーミング機能を網羅しており、グリッドフォーミング能力の中核となる基準を再定義するものです。具体的には、グリッドフォーミングESSは、あらゆる性能レベル、あらゆる電力網の状態、そしてライフサイクル全体を通じてグリッドフォーミング機能を備えている必要があります。これにより、電力システムに対して確定的かつ安定した支援を提供でき、将来のさまざまなビジネスモデルの要件を満たすことが可能となります。HuaweiのSmart String Grid-Forming ESSは、青海省およびチベット自治区のプロジェクトにおいて厳格な実証試験を経て、ギガワット(GW)級のプロジェクトにおいて実際に導入されています。

ESSセーフティエコシステム:業界の成長を支えるための安全性強化

Munich Re Groupのの地域事業部門長(損害保険)であるChen Weipeng氏は、ESSプロジェクトの安全確保をテーマに自身の見解を共有しました。TÜV Rheinland Chinaの電力・電子製品サービス部ゼネラルマネージャーであるChen Xiong氏は、真のシステム安全性とはESSのライフサイクル全体を網羅すべきものであると指摘しました。

Huawei Digital Power Hosts the Grid Forming & ESS Safety Forum for Innovative Business Strategies and Safety Ecosystem

Huawei Digital PowerのグリッドフォーミングESS事業担当社長であるSteve Zheng氏は、ESSには「高密度」、「高電圧」、「高電流」という3つの典型的な特性があると指摘しました。ライフサイクル全体において、電気化学的な不均一性、電力網の不確実性、そしてデジタル管理能力の不足が、大きな安全リスクを引き起こす可能性があると述べました。

これらの課題に対応するため、Huawei Digital Powerは、「Panshi」バッテリーパック、2段階のストリングアーキテクチャ、スマートヘルス診断を統合した革新的な安全システムを導入し、ESSのライフサイクル全体にわたる安全性を確保しています。

*バッテリーパックは、最小の安全単位として設計されています。バッテリーの熱暴走メカニズムに基づき、アークの発生、熱の伝播、火災を防ぐための3重絶縁構造を採用しています。
*このアーキテクチャは、電流の逆流を効果的に遮断し、高電圧および低電圧通過時におけるアクティブパワーの安定を維持するとともに、電力網の迅速な復旧を可能にします。
*高度なデジタル管理プラットフォームにより、安全性の可視化と制御が強化されます。セルからグリッドまでのスマートな安全保護機能により、最大7日前の故障警告を提供し、30種類を超える故障タイプを検出するとともに、中断のないリアルタイムの状態監視を実現します。

Huawei Digital Powerは、国際的権威機関であるDNVと共同で、Smart String Grid-Forming ESSに対する極限着火試験を実施し、極限的な着火シナリオにおける安全保護能力を完全に実証しました。さらに、フォーラム期間中には、Huawei Dongguan Grid-Forming ESS Comprehensive Labにおいて、釘刺し試験、水没試験、熱暴走試験の実演が行われました。これらの試験結果により、「不燃性」、「非爆発性」、「非延焼性」、「非有害性」の4つの安全基準および、「グリッド対応性」、「負荷対応性」、「環境対応性」という3つの基本的な安全基準における同システムの安全性能が有効に検証されました。Huawei Digital Powerは今後も、PV+ESSソリューションを提供し続け、業界チェーンと連携しながら、持続可能でグリーンな未来の実現を目指します。

Huawei Digital Power Hosts the Grid Forming & ESS Safety Forum for Innovative Business Strategies and Safety Ecosystem

Huawei Digital Powerは、顧客、パートナー、関連機関と共に、ESSセーフティイニシアチブを立ち上げました。同イニシアチブは、ESS専用の消火規格の向上、ESS安全レベルのグローバルな普及と継続的な進化の促進、ライフサイクル全体を通じて可視化・管理可能なESSの安全性構築、そしてプロセス全体にわたるESSプロジェクトのリスク評価システムの確立を目指しており、これにより、エネルギーの未来を守り、安全の基盤を築き、ESSの安全性を新たな高みに引き上げていくことを目指しています。

(日本語リリース:クライアント提供)
PR Newswire Asia Ltd.

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