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猛暑で自販機での飲料購入が急増 意識せずに使ってしまう“ラテマネー”出費も家計に影響?

 農作物が値上がりしてお財布を苦しめるのに加え、猛暑の影響が無意識の出費増にもつながっているようだ。AI家計簿アプリ「ワンバンク」を提供するスマートバンク(東京)が、自動販売機での飲料購入に関する調査を実施したところ、この夏、自販機で飲みものを買った人は、前年同期比で3.1倍とかなり増えていた。自動販売機での出費のように、1回あたりの出費は数百円と少ないものの発生頻度が高い支出は“ラテマネー”と呼ばれ、意識せずについ使ってしまう。水分補給は熱中症予防の基本でもあり、夏の“ラテマネー”はなかなか節約しづらいようだ。

 「ワンバンク」利用者のうち、ワンバンクカードで決済をした約25万人分のデータを無作為に抽出し、7〜8月の支出のうち1回あたりは少額だが頻度が高い「かくれ出費」になりがちな支出を分析した調査では、合計決済金額が増加した「かくれ出費」の支出先1位が「自動販売機」。夏が始まる前と比べて約30%も増加しており、2位は「フードデリバリー」で約10%増、3位が「コンビニ」で約7%増だった。

 今回は10月に相次いで実施される飲料メーカーの飲料価格改訂に伴い追加調査を実施。7〜8月の支出を夏の支出として同年5〜6月と比較。加えて5〜8月と前年同期(2024年5月〜8月)を比較したところ、自販機での飲みもの購入が3.1倍も増加していたことが判明。10月からの飲料値上げにより、ペットボトル飲料の中には200円台に突入するものもあり、自販機での飲料の出費が家計に与える負担はさらに増えるかもしれない。

 この手の少額の“かくれ出費”は見過ごせない家計負担として注目されている。スマートバンクの調査では、“ラテマネー”は月平均で1万3572円、年間で16万2864円に上ることが分かっている。

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