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城田優、日本から世界へ「日本っていいなと誇らしく思えるショーを作り上げたい」【インタビュー】

-スペシャルゲストの皆さんも豪華です。

 分かりやすく端的に言ってしまうと、このショーに華を添えていただきたいと思っています。そのために、日本を代表する活動、活躍をしてきた、そしてたくさんの日の目を浴びてきた方にお声をかけさせていただきました。華も実力もあります。それから、クリエーターの方たちも、共同演出の金谷かほりさんをはじめ、各セクションの日本屈指の方たちをそろえています。経験豊富でセンスの優れた、ユニークな方たちばかりです。皆さん、良いものを作るためには妥協しません。なので、打ち合わせも大変ですが(笑)、すばらしいショーになるのではないかと思います。

-俳優としてだけでなく、演出家、プロデューサーとしても活躍されていますが、城田さんが演出やプロデュースを通してやりたいことや目標としていることを教えてください。

 僕が演出やプロデュースをしていく上で大事にしたいのは、第一にお客さまです。高いチケット代を払って劇場に足を運んでくださる方たちに、最高のものを見ていただきたい。そして、僕のこのショーに限らず、良し悪しをご自身で判断していただきたい。例えば料理でも、高いものはおいしいかもしれないけれども、安くてもおいしいものもある。それを“おいしい”だけでなく、自分で感じてほしいんです。僕は “本物”が評価されるべきで、“偽物”は排除されるべきだと考えています。ですから、今回も僕がセンスが優れている、ユニークだと思った方たちにお声をかけています。実力のある方たちに日の目が当たらなければ、エンターテインメントはだめだと僕は思っています。そして、日本のエンターテインメント界をエンタメ優先で、結果としてビジネスになっているものにしたいと考えています。今、こうしてお話ししているということは、それだけ今回のショーに対する皆さんの期待値も上がるだろうと思いますが、それも覚悟の上です(笑)。「確かにすごかった」と言っていただけるものを作るとここで宣言して、実は自分にハッパをかけているところもあります(笑)。これだけ言ったのだから、良いものを作るしかないと思っています。

-日本では「ショー」というもの自体があまりありませんが、今回のショーはどのような内容になるのですか。

 おっしゃる通り、ミュージカルコンサートやクラシックコンサートはたくさんありますが、ショーはあまりないと思います。僕自身も見たことがないので、この「TOKYO」というショーを説明するのも難しいんですよね(苦笑)。ただ、だからこそ、確実に見たことのないものになると言えます。芝居っぽい雰囲気が入りながらも、歌、ダンス、音楽に照明やクリエーターたちの創作が混じり合い、一つの形として表現いたします。ショーを見終わって、(東京公演の会場である)東急シアターオーブを出たときに、渋谷の街を歩くのが楽しくなって、日本っていいな、東京っていいなと誇らしく思えるショーを作り上げたいと思っております。

(取材・文・写真/嶋田真己)

 「TOKYO~the city of music and love~」は、5月14日~19日に都内・東急シアターオーブ、6月22日にシンガポール・Esplanade‐Theatres on the Bayで上演。

「TOKYO~the city of music and love~」

 

 

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