
アミティエSC(初出場)

府代表決定戦決勝で佐川印刷SCの6連覇を阻み、初の本大会出場を決めた。大卒1~3年目の選手で固め、決勝の先発11人の平均年齢は23・4歳。豊富な運動量とスピードを生かした攻撃で挑む。
2010年に関西リーグ2部のFC京都と合併して強化が始まり、今季は同1部で現在無敗の首位。J2京都や山形を指揮した京都出身の柱谷幸一氏がテクニカルアドバイザーとなり、来季のJFL入りを狙っている。
陣形は4-5-1。攻守のバランスを取ってボールを保持するスタイルを志向するが、相手に応じて柔軟に戦い方を変える。ワントップの中村、2列目の守屋、須ノ又、倉本は前線に飛び出すスピードと突破力を備え、守備意識も高い。DF陣もセンターの大久保、與那嶺樹を中心に体を張って粘り強く守る。
選手は午前中に練習し、大半が夕方からチームを運営するNPO法人のサッカースクールでコーチを務めている。試合になると、教え子である児童や保護者が駆けつけ、一体感のある大声援を選手に送る。チーム名のアミティエはフランス語で「友情」を意味する。守屋主将は「子どもたちの声が一番のパワー。京都代表の責任を持って挑みたい」と意気込む。(京都新聞)
