
サウルコス福井(2年ぶり4度目)

2006年、福井にJチームをつくろうと発足した。翌年、北信越2部リーグで2位となり、入れ替え戦に勝って1部昇格。1部では08年7位、09、10年5位、11年4位と次第に実力をつけ今年、悲願の初優勝を遂げた。JFL昇格を懸ける全国地域リーグ決勝大会に出場を決めるとともに、全国社会人選手権にも2年連続で出場する。
横浜Fマリノス育成普及本部コーチ、福島ユナイテッドFC監督など多彩な指導歴を持つ石田監督の下、守備をベースとしたポゼッションサッカーを展開。天皇杯県大会決勝は4―0で完勝、北信越2部リーグの坂井フェニックスを寄せ付けなかった。
06、07年とJ2モンテディオ山形に在籍したMF鈴木と、一昨年、昨年とJFL・MIOびわこ草津、カマタマーレ讃岐でプレーしたFW坂井がチームの軸。中盤の岩崎、左サイド宮山はスピードがある。ボランチ前田は視野の広いプレーが持ち味。絹巻、井筒の両センターバックとGK伊藤の連係も良く、北信越1部リーグでは14試合で7失点にとどめた。
過去3度の天皇杯は08年に初戦を突破したが、09、10年は1回戦敗退。今年は4年ぶりの勝利とともに、2回戦でJ1アルビレックス新潟と対戦することを切望している。(福井新聞)
