
tonan前橋(5年ぶり2度目)

群馬県サッカー協会長杯大会決勝戦でザスパ草津U-23(県リーグ2部)を2-1で破り、5年ぶり2度目の天皇杯出場を決めた。強豪・前橋商高OBを中心に、1982年図南サッカークラブとして発足。幼稚園から各年代でチームを置き、一貫した指導体制を敷いている。トップチームは創立以来、県内のタイトルを総なめ。県サッカー界を長年リードしてきた。07年に初の天皇杯出場を決めるも、本戦では1回戦の天理大戦に1-2で敗れ、Jリーグ勢との対戦は果たせていない。菅原宏監督は「Jへみんなでチャレンジしたい」と意欲を見せる。
チームの大黒柱はDF氏家英行。99年に遠藤保仁(現ガンバ大阪)らとともに出場したワールドユースで準優勝するなど世界を知る1人。強烈なリーダーシップでチームをまとめる。韓国の年代別代表の経験があるFW黄圭煥は体格を生かしたパワープレーが持ち味。センターバックには高さに絶対の自信を持つDFドグラスがおり、簡単にゴールは割らせない。MF小川雄司のドリブル突破やMF宮崎明浩の前線への飛び出しからチャンスをつくる。
(上毛新聞)
