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ヴェロスクロノス都農(10年ぶり2回目)

 九州リーグで連覇を果たし、今季も開幕4連勝(第4節終了時点)で首位に立つ。ボールの保持率を高めて粘り強くゴールに向かい、県予選は4試合で1失点と堅守が光った。準決勝でJFLのミネベアミツミを1―0、決勝はJ3のテゲバジャーロ宮崎を2―0で撃破。格上をしのぐパスワークや球際の強さを発揮した。

 山田雄太、上米良柊人、酒井信磨らFW陣は決定力があり、プレスにも手を抜かない。キックが正確な柳田健太、スピードがある松本幹太が両サイドに控え、山内彰やベテラン五領淳樹らが攻守のかじ取り役を担う。

 就任4年目の小寺真人監督は、ミゲルアンヘル・ロティーナ氏が率いたC大阪や清水で分析兼通訳を務めた戦術家。「強い相手にも勇気を持って戦い、自分たちがボール握るサッカーで勝機を見いだす」と意気込む。

 人口約9400人の宮崎県都農町を拠点に、将来のJリーグ入りを掲げて活動。選手が町の「地域おこし協力隊」として農作業や観光振興に従事するなど、地域密着のクラブとして親しまれる。

 

(宮崎日日新聞)

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