
仙台大学(6年ぶり4回目)

宮城県予選決勝で、日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指すコバルトーレ女川を3―1で破り、全国切符をつかみ取った。昨年は準決勝で敗れた相手に雪辱を果たし、実力を証明した。
決勝はMF石山莞太郎が2得点。激しい攻防が続く展開で、セットプレーやカウンターでつくった好機を確実にものにした。攻撃陣は1対1を打開する技術やドリブル突破など、個の力も見せる。守っては、前田航星主将ら高さのあるCBが粘り強く対応できる。決勝ではロングボールから最終ラインを狙われ続けたが、後半追加タイムの1失点にとどめた。
過去25度、全国大会に進んだJFLソニー仙台が昨年で活動を休止後、最初の代表となった。「自信を持って戦う」と吉井秀邦監督。前田主将は、昨年3回戦まで勝ち進んだ筑波大に触れ「大学生にも力はある。旋風を起こしたい」と飛躍を期している。
(河北新報)