京セラ、使用済み切削工具を再資源化する製錬設備を国内に新設
京セラ株式会社(代表取締役社長:作島 史朗、以下、京セラ)は、使用済み切削工具から超硬合金の主原料である炭化タングステンを再生する製錬設備を国内工場内に新設しますのでお知らせします。稼働開始は2030年度を予定しています。
本取り組みは、経済産業省より「重要鉱物の安定供給確保に向けた供給確保計画」として認定(2026重要鉱物第5号-1)を受けています。
タングステンは、自動車や航空機などの製造に欠かせない切削工具の主原料であるほか、半導体や電子部品にも使われる重要鉱物です。しかし、国内の使用量の多くを輸入に依存しており、世界的な需要拡大や供給リスクの高まりを背景に、安定供給の確保が課題となっています。
京セラは、この課題の解決に向け、天然由来のアミノ酸を活用した独自技術「アミノ酸短縮工法」を開発しました。本技術を活用することで工程が短縮され、使用済み切削工具から炭化タングステンを効率的に再生し、資源循環の促進と環境負荷の低減を図ります。
京セラは、これまで進めてきた切削工具の長寿命化、再研磨による再使用、使用済み工具の回収に加え、今回の設備新設により資源の循環利用をさらに強化します。これにより、タングステンの安定供給とサプライチェーンの強靭化に貢献し、持続可能な資源循環型社会の実現を目指してまいります。
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