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イノアック住環境が新たな落石予防工法を開発 岐阜大、丸ス産業と連携、発泡ウレタンで複数の石を一体化

 イノアック住環境(名古屋市)は、岐阜大学工学部付属インフラマネジメント技術研究センター(岐阜市)の沢田和秀教授、丸ス産業(岐阜県白川町)との産学連携で、新たな落石予防工法として「落石発生源PUR工法」を開発した、と発表した。

 落石対策工事として一般的な工法の一つ「ロープ伏工」は、斜面に散在する石が滑ったり転がったりしないよう、ワイヤーロープを格子状に組んだネットで石を覆い、交点にアンカーを打設して斜面を固定する。しかし、岩塊同士の間に隙間が生じるため、地震による揺れや豪雨による浸食などが起こると、石とアンカーが十分に固定されず、工法が成立しなくなるケースがある。

 新工法は、斜面の転石群の隙間に現場発泡ウレタンを充填(じゅうてん)し、複数の石を一体化させて岩塊として形成・固定する。地震や豪雨の際も、石が個別に動くことを防ぎ、体積の収縮が少ないため長期的に安定しているという。

 従来工法では対応が難しかった不均一な転石群に対しても落石抑止効果が高いと期待されている。

 今後3者は、設計・施工のマニュアル整備を進め、全国の施工会社が共通の基準に基づいて施工できる環境を整備し、各地の現場条件に応じた適切な導入を目指す、としている。

 イノアック住環境は、大手化学素材メーカーのイノアックコーポレーションのグループ企業で、住宅や建築、土木などに特化した事業を行っている。

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