最後のお弁当に添える「のし」 高校3年生の門出を祝う特別紙面
東日本大震災から15年。復興とともに歩み育ってきたといえる世代が高校3年生として卒業の時期を迎えている。福島県で県民紙として親しまれている福島民報社(福島市)は1月20日、お弁当の包み紙になる特別紙面「福島卒弁民報」を朝刊の挟み込みとして発行した。紙面には、高校最後のお弁当の日を迎える高校生へ保護者から寄せられたメッセージがあしらわれ、最後のお弁当をお祝いする「のし」として使えるようになっている。
昨年12月からあらかじめ保護者を中心にメッセージを募集、紙面に掲載している。保護者が毎日のお弁当作りで込めていた思いや、知られざる裏話など、お弁当生活を締めくくる言葉が並んだ。「入学当初は『おにぎり4つね!』って言ってたのに、いつの間にか6つ食べる怪物に成長してたね」「妻と交代制で1日も欠かさなかった弁当作り。明日からは弁当が一つ減ると思うとなんだか泣けてくる」など、地域の保護者はもちろん、福島県出身の県外の人も含めて60人以上からメッセージが寄せられた。
表面は水引をあしらい、のしをイメージしたデザイン。お弁当のイラストの中には、メッセージを書き込むことができる通信欄付き。最後のお弁当にふさわしいお祝いの思いをこめ、高校3年生の門出のひとときを華やかに彩ってくれそうだ。
なお新たな試みとして福島県内のヨークベニマル各店舗にて1月19日から31日まで「卒弁週間」を実施。お弁当作りに欠かせない定番商品の売場にPOP掲示など展開する。















