都市部でもある害獣被害 小動物でも感染症リスクなど衛生面の心配も
クマ被害が深刻化しているが、人間に害を及ぼす害獣はそれだけではない。生活へ影響を及ぼす害獣は地方のみならず、都市部においても深刻化しているものが少なくない。そうした中、害獣・害虫駆除サービスの「駆除ザウルス」(AAAアライアンス・東京)は、過去3年以内に自宅が害獣被害(ハクビシン・イタチ・コウモリ・アライグマなど)にあった経験のある20〜60代の男女1006人を対象に、「自宅に潜む脅威!害獣被害」と題する調査を行った。調査期間は10月10日~10月14日。
それによると、「自宅が被害にあった害獣の種類」は「コウモリ」(31.3%)が最も多く、「ハクビシン」(28.8%)、「カラス」(28.2%)と続いた。コウモリやハクビシンは屋根裏や換気口などから侵入しやすく、被害が発覚するまでに時間がかかる一方、夜行性の害獣は就寝中に活動するため気づきにくく、衛生被害が深刻化してしまう可能性があるという。
害獣に気づいたきっかけは、「害獣を実際に見かけた」(34.0%)、「天井から足音・物音がした」(29.7%)、「ふんや足跡などの痕跡を見つけた」(29.5%)の順に多く、具体的な被害の内容としては、「ふんや尿による悪臭・衛生被害があった」(37.6%)、「壁や天井にシミ・汚れができた(ふん尿・巣作りによる)」(30.5%)、「食べ物を荒らされた・保管物を汚された」(22.9%)などが目立った。
衛生面の被害は、感染症のリスクを高めるなど健康に深く関わってくるため、調査を行ったAAAアライアンスは、専門機関への相談などを呼び掛けている。















