美術・映画・漫画のトリビアが満載 聖書の“キャラクター”を解説した事典
文学も美術も、時には映画のセリフも、文化や宗教的背景が分からないといまひとつ理解が浅くなり、面白がることができないことも。ギリシャ神話や聖書はそういう“材料”の筆頭だ。そこで、聖書の登場人物やシンボル、出来事などを分かりやすく解説した『世界一よくわかる! 聖書キャラクター事典』(ソフィー・コー=ルリエ著、グラフィック社、税込み2420円)が11月に発売される。聖書の系図・地図を網羅し、資料価値と読み応えを極めた一冊。
聖書は、西洋の日々の暮らしや思考に始まり、絵画や文学、映画、ゲームなど芸術やエンターテインメントに至るまで、西洋文化に深く影響を与えている。読むのはちょっと大変で難しいイメージもあるが、つづられているのは、卓越した人々の壮大な冒険。読み解けば、太古からの世界の流れも理解できる。この本では、「アダムとエバ」「ヤコブ」「エルサレム」など、登場人物やシンボルなど、名前や概要ごとに紹介。名前の由来や家族構成などのデータも詳しく解説し、クスッと笑ってしまうイラストで楽しく読み進められる。また、聖書がモチーフの名画や映画も紹介している。















