ITRI、新院長に張培仁博士を任命
ITRI、新院長に張培仁博士を任命
工業技術研究院(略称:工研院、以下:ITRI)は、本日、張培仁(Pei-Zen Chang)博士が新院長に任命されたことを発表しました。
就任挨拶において張博士は、「イノベーションこそが台湾産業発展の原動力である」と強調しました。世界的な情勢変化と技術革新の加速を踏まえ、ITRIは今後も、政府に最も信頼されるシンクタンクとして、また産業界に最も頼れる技術パートナーであり続けると述べました。
張博士は、今後のITRIが注力すべき三つの重点方針を掲げました。第一に、機関横断的かつ学際的な協働を通じて優れた人材を育成し、産学研の力を結集して先端技術の発展を推進すること。第二に、ハイテク産業から伝統産業に至るまで、あらゆる分野でイノベーションによる産業変革を加速し、国家全体の競争力を高めること。第三に、国際連携を一層強化し、台湾を世界のパートナーと結び付け、そのイノベーション・リーダーシップを国際的に発信していくことです。
張博士は、米国コーネル大学で理論・応用力学の博士号を、台湾大学(NTU)で土木工学の学士号を取得しました。技術政策および研究開発マネジメントの分野における卓越した専門家であり、これまでに行政院科技会報の副執行秘書、ナノテク・マイクロシステム協会会長、台湾大学主任秘書、ITRI副院長、そして台湾大学D-School学部長など、数々の要職を歴任しています。研究分野は、メカトロニクスシステム、産業用センシング技術、デジタルテクノロジーなど多岐にわたり、科学技術政策と産業応用を結び付けるリーダーとして高く評価されています。













