台湾発シングルモルトの新商品が日本で発売 ウイスキー「KAVALAN」試飲会を開催
台湾のウイスキーメーカー「金車股份有限公司」(台北市)は10月10日、東京都内の「焚き火バー CityCamp」で、シングルモルトウイスキーKAVALAN(カバラン)の試飲会を開催した。
イベントでは、日本で新たに発売される「KAVALAN 15 Years Old(2025年版)」と「KAVALAN LÁN『宜蘭』」の2種類のウイスキーが紹介された。
KAVALANウイスキーの歴史は2006年に始まった。山と海が交わる台湾・蘭陽平野に、麦芽の粉砕・糖化・発酵・蒸留・熟成・ブレンドを一貫して行うウイスキー蒸留所が設立され、地名にちなんでKAVALANと名付けられた。

日本アンバサダーの谷澤一気氏(左)とKAVALANブランドアンバサダー陳威宇氏
ブランドアンバサダーである陳威宇氏によるテイスティングセッションも実施された。陳氏は、グラスを鼻の前で動かして位置を変えることで、ウイスキーのさまざまな香りを感じ取る方法などを紹介。さらに、日本アンバサダーを務める谷澤一気氏も登壇し、豊富な専門知識と経験を持つ両氏によるトークセッションも行われた。

会場では新商品のウイスキーが振る舞われた
年数表記付きウイスキーである「KAVALAN 15 Years Old」は、蒸留所特有のフルーツの香りからインスピレーションを得て作られた。バーボン樽、オロロソシェリー樽、ルビーポート樽、パンチョン樽という4種類の樽で熟成させてブレンドした15年物のウイスキーで、それぞれの樽の個性が融合し、豊かな香りと深い味わいを楽しめる。
一方、「KAVALAN LÁN『宜蘭』」は、フローラルな香りが特徴。キャラメリゼされたフルーティーな甘みに、バニラとウッディーな香りが重なり、蘭の花を意匠としたボトルが目印になっている。
両商品は11月に日本国内で発売予定。輸入代理店は日本酒類販売株式会社が担当する。