幅広い業務を自動化するAIエージェントを提供するHappyRobot Inc.へ出資
2025年10月7日(火)
株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ
幅広い業務を自動化するAIエージェントを提供するHappyRobot Inc.へ出資
株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ(本社:東京都港区、代表取締役CEO&CCO:笹原 優子、以下、NDV)は、同社が運用するファンドを通じて、企業の業務を自動化するAIエージェントを提供するHappyRobot Inc.(本社:アメリカ合衆国、カリフォルニア州サンフランシスコ、CEO:Pablo Palafox、以下、HappyRobot社)へ出資を行いました。
HappyRobot社は、AIで業務を自動で実行する「AIエージェント」の構築プラットフォームを提供する米国のスタートアップです。
同社が提供するAIエージェントは「AIワーカー」として、単なる作業支援にとどまらず、自律的な電話やメールのやり取り、書類の処理、社内システムとの連携など、これまで人間が行っていた業務全体を一つの基盤上で行えることが特徴です。企業は自社の業務に合わせて「AIワーカー」の役割や業務を設計できるため、幅広い産業での活用が見込まれます。
特に物流業や製造業の現場においては、問い合わせ対応や進捗確認といった反復的な業務を自動化する手段として、大手企業を中心に導入が進んでいます。また、高精度の音声AIにより電話対応を自動で行えるため、顧客との接点を持つ部門においても活用が始まっています。HappyRobot社は「AIワーカー」を用いた電話営業の事例において、19倍以上の投資対効果があったことを公表※しています。
業務効率化や人手不足解消に向けたAIの活用が世界中で進む中、HappyRobot社が提供する「AIワーカー」は人の仕事を補うだけでなく、「人を前提とせず自律的に業務を担う存在」として位置づけられ、業務の進め方そのものを変えていく可能性を秘めています。AIを活用した業務自動化における次世代のプラットフォーム企業として、今後さらなる成長が見込まれます。
NTTドコモグループは、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)支援を通じて社会や産業にイノベーションを創出し、地域社会や経済の未来に貢献することをめざしています。AIによりホワイトカラー業務の自動化に挑むHappyRobot社と本出資を契機に連携を深め、新たな価値創出に向けた取り組みを推進してまいります。
■HappyRobot Inc.について
会社名 HappyRobot Inc.
所在地 アメリカ合衆国 カリフォルニア州サンフランシスコ
代表者 Pablo Palafox
事業内容 AIワーカーを構築・運用するプラットフォームの提供
URL https://www.happyrobot.ai/
※HappyRobot社ブログ「Series B Announcement」