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電通、「WHILL」でまちや施設の新たな体験価値を見いだすワークショップ「ウィルでミライクエスト」開始

多様な移動のあり方を前提に、誰もが移動やまち歩きを楽しめる未来を目指す

2025年9月19日
株式会社 電 通

 株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:佐野 傑、以下「電通」)は、WHILL株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:杉江 理、以下「WHILL社」)が提供する、免許不要で歩行領域を走行する近距離モビリティ「WHILL(ウィル)、以下「ウィル」」に乗ってまちや施設などを巡ることで新たな体験価値を見いだし、まちづくりやイベント企画、施設開発などに生かすイベント型ワークショッププログラム「ウィルでミライクエスト」を開発し、本日より提供を開始します。WHILL社のアクセシビリティに関する知見も取り入れながら、多様な移動のあり方を前提に、障害の有無や年齢などに関係なく、誰もが移動やまち歩きを楽しめる未来の実現を目指します。  

 

 近年、65歳以上が総人口の3割に迫る高齢化が加速し※1、2024年4月1日には改正障害者差別解消法の施行に伴う企業による障害のある方への合理的配慮の提供が義務化されました。国や企業には、多様性に配慮した取り組みが求められており、誰もが移動などを楽しめるニーズは着実に高まってきています。

 

 国内電通グループ横断でDEI※2課題に対するソリューションを開発・提供する専門タスクフォース「dentsu DEI innovations(旧 電通ダイバーシティ・ラボ)※3」は、企業などに向けて障害のある方やセクシャルマイノリティの方など当事者との共創ワークショップ「ふだんクエスト」を提供してきました。WHILL社は、あらゆる人が歩行領域の移動を楽しめる社会実現に向けて、さまざまな場所において免許・ヘルメット不要で「歩行者」扱いのウィルを利用できる移動サービスを全国各地で提供しています。当社はこれまでWHILL社と連携し、「ふだんクエスト」とウィルを掛け合わせ、ウィルに乗ってアート鑑賞やまち巡りをし、イベントの楽しみ方のあらゆる可能性を見いだすワークショップなどを企画・実証してきました※4。その知見を生かし、当事者との共創で楽しみながら未来デザインを行うソリューションとして開発したのが「ウィルでミライクエスト」です。

 

 「ウィルでミライクエスト」は、オフィスやイベント会場、まちなど、普段知っているはずの場をウィルユーザーと対話をしながら、ウィルに乗ってクエスト(冒険)することで、新しい視点や気付きを得ることができ、あるべき未来の生活・社会のあり方を描けるワークショッププログラムです。買い物や観光、アート鑑賞、スポーツ観戦、そして働く場についても、多様な人々が共存する場をウィルで巡ることで、新たな体験を創出することができます。よりインクルーシブな未来のまちづくりやイベント企画、施設開発など、当社のクリエイター※5や周辺企業と連携しながら、未来に向けたアイデアを生み出していきます。

 

 当社は今後も、当事者との共創によるイベント企画力やプロデュース力を生かし、WHILL社とも連携しながら、誰もが移動やまち歩きを楽しめる環境・まちづくりとDEIの推進、社会課題の解決に貢献していきます。

 

※1  総務省「統計からみた我が国の高齢者―『敬老の日』にちなんで―」2025年9月14日
   https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1460.html

※2  「Diversity(多様性)、 Equity(公平性)、Inclusion(包摂性)」の略。

※3  株式会社電通のDEI領域の専門タスクフォース「電通ダイバーシティ・ラボ」は、2025年より、国
   内電通グループ横断のビジネス推進タスクフォース「dentsu DEI innovations」として再スター
   ト。
   https://www.dentsu.co.jp/sustainability/sdgs_action/thumb05.html

※4  2025年2月20日発表:電通、WHILL社および、天王洲・キャナルサイド活性化協会と連携し、誰も
   がアートを楽しめるまちづくりワークショップを実施
   https://www.dentsu.co.jp/news/release/2025/0220-010850.html

   前回のワークショップの様子は次のリンクからご覧いただけます。https://bcove.video/3K8vgN2

※5  「ウィルでミライクエスト」では、「電通グラレコ研究所」のグラフィックレコーディングを使用す
   ることで、ワークショップ参加者のアイデア創発を支援。
   https://www.dentsu.co.jp/labo/grareco/index.html

 

 

<本リリースにおける「障害」の表記について>

 当事者団体や有識者の中でも議論が続いており、複数の意見が存在しますが、 本リリースにおいては共同通信社発行の「新聞用字用語集(第14版)」にのっとって表記しています。具体的なソリューションの提供においては、ご協力いただく当事者や専門家、顧客のご意見を踏まえた上で、最も適切と考えられる表現を使用しています。

 <ウィルについて>

 ウィルは免許不要で歩行領域を走行できる近距離モビリティです。Model C2は高いデザイン性と5cmの段差乗り越え、後輪を軸にその場で一回転できる小回り能力、リアサスペンションを採用した滑らかな乗り心地などを特長とし、Model Fは軽量化を実現した折りたためるモデルです。Model Rは歩道を走れるスクーター型のハイパフォーマンスモデルで、その場旋回やバッテリー着脱などが可能です。製品について:https://whill.inc/jp/

                                              以上

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