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本当に知ってる?エイジングケア化粧品の正しい意味と使い方

エイジングケア化粧品の定義をご存知でしょうか?実は薬機法などで決められた定義はありません。もちろん、あくまで化粧品なので期待できるのは緩やかな効果です。そこでエイジングケア化粧品について解説します。

1>エイジングケアとは?

エイジングケア化粧品の定義を考える前にまず、前についている言葉「エイジングケア」について説明します。
エイジングケアとは、年齢を重ねるにつれて変化する肌の状態に合わせたお手入れ(スキンケア)のことです。
加齢が進むと肌が衰えることで乾燥が進んだり、肌のハリや弾力が失われます。また、紫外線によるダメージでメラニンが蓄積し、くすみ・シミ・シワ・ほうれい線・毛穴の開きなどのエイジングサインが目立つようになります。そんなエイジングサインに対して、予防的に健康的な肌を保つための行うケアがエイジングケアです。
つまり、エイジングケアは目立ってしまったエイジングサインを改善したり、治療するためのものではありません。
あくまで、エイジングケアとは、年齢応じて予防的に行うスキンケアのことです。

2>スキンケア化粧品って?

続いて、エイジングケア化粧品の後ろの言葉「化粧品」について解説します。
化粧品は、薬機法では「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、または皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう」と定義されています。
そんな中でスキンケア化粧品は、加齢や紫外線、心の状態などの影響で、変化したりダメージを受けることで、不足してしまう肌のバリア機能を守るアミノ酸やグリセリン、皮脂などを構成する油分を補い、肌の肌理(キメ)を整え、皮膚を健やかな状態を保つものです。
具体的には、化粧水、美容液、乳液、保湿クリーム、美容オイルなどがこれに該当します。また、洗顔料やクレンジング、シャンプー、ボディ用洗浄剤などもスキンケア化粧品として扱われます。

3>エイジングケア化粧品とは?

ここまで、「エイジングケア」と「化粧品」に分けて解説しました。
これで、エイジングケア化粧品とは何かがある程度おわかりいただけたと思います。
エイジングケア化粧品とは、抽象的に言えば「年齢を重ねるにつれて変化する肌の状態に合わせたお手入れ(スキンケア)するための化粧品」のことです。

しかし、これでは「普通の化粧品とエイジングケア化粧品ってどこがどう違うの?」という疑問がわきますね。

ここからは、化粧水や美容液、保湿クリームなど不足する成分を肌に補うタイプのスキンケア化粧品を例にして、一般的な化粧品とエイジングケア化粧品の違いを説明します。

①一般的な化粧品

化粧品の多くは、グリセリンやBG(ブチレングリコール)といったベース成分をはじめ、セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸などの保湿成分が配合されています。
また、ワセリンやスクワランオイルなどの油分を含むこともあります。
これらは、肌の乾燥を防いでキメを整えたり、肌のハリやツヤをキープするためのもので、加齢による肌悩みのケアを意識したものではありません。
保湿は年齢にかかわらずスキンケアの要です。
大きな改善をもたらすものではありません。
そのため、一般的な化粧品の基本的な機能は「保湿」です。

②エイジングケア化粧品

肌老化には皮膚の乾燥をはじめ、皮膚の菲薄化・紫外線による光老化・酸化など、さまざまな原因があります。
その原因のもとにあるのが、水分量、皮脂分泌、コラーゲン、エラスチン、セラミド、ヒアルロン酸、プロテオグリカンといったお肌の成分が年齢とともに減少することです。
20代後半や30代になると肌は老化し始め、40代、50代、60代と進むにつれ、進行します。
こうした年齢に伴うエイジングサインに予防的にアプローチすることを意識して作ったスキンケア化粧品が、エイジングケア化粧品です。
エイジングケア化粧品の基本的な役割は、一般の化粧品と同様に保湿ですが、保湿力の高い成分に加えて、肌老化によるエイジングサインのケアをサポートする機能性成分が含まれています。
たとえば、肌のハリやツヤをもたらすナールスゲン、ビタミンC誘導体、ナイアシンミド、レチノール、ヒト幹細胞培養液エキス、ペプチド、プラセンタエキス、コエンザイムQ10などがあります。
最近の『エイジングケア化粧品』に含まれる成分は年々進化しており、科学的根拠のあるエイジングケア機能性成分も明らかになってきています。
目立ってしまったエイジングサインをなくすことや肌の衰えを改善することはできませんが、生活習慣を見直すことやほかの方法と上手に組み合わせてお肌に合った『エイジングケア化粧品』を利用することで、肌老化を予防し、美しく健康的なお肌を保つことはできるのです。

4>まとめ

エイジングケアや化粧品の定義を紹介しました。その上で、エイジングケア化粧品について解説しました。
どんな女性も加齢が進んでも老けないで美しく健やかな肌でいたいと思う願いは同じだと思います。
そのお手伝いをするのが、エイジングケア化粧品です。
そんなエイジングケア化粧品を正しく理解して上手に使いましょう。

<参考記事>
「エイジングケア化粧品ナールスの公式サイト」
「ナールスエイジングケアアカデミー」

<筆者略歴>

富本 充昭:エイジングケアやスキンケアのアドバイザー 株式会社ディープインパクト代表取締役
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務。
その後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品の企画・開発・販売に従事。
ナールスエイジングケアアカデミーのコンテンツの企画・執筆・編集に従事。

Birth
1962年11月20日

Education
1981年 奈良県立畝傍高校卒業
1986年 京都大学農学部卒業
IMS システム80、100修了
その他 グロービスマネジメントスクールにて、経営戦略、マーケティング、消費財マーケティング、ファイナンス、アカウンティング、人的資源管理、オペレーションマネジメント、サービスマネジメント、ベンチャー戦略、ベンチャーマネジメント修了(Certificate of Business Administration)

富本 充昭:エイジングケアやスキンケアのアドバイザー

(富本 充昭:エイジングケアやスキンケアのアドバイザー)

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