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藤原紀香が再びサザエさんに!「人と人のあり方を考えさせられる演出になっている」 舞台「サザエさん」取材会

(左から)高橋惠子、松平健、藤原紀香、葛山信吾

 舞台「サザエさん」の取材会が行われ、出演者の藤原紀香、葛山信吾、高橋惠子、松平健が取材に応じた。

 「サザエさん」は、長谷川町子の4コマ漫画を原作に、1969年からアニメをスタート。2019年に初めて舞台化され、舞台版ではアニメから10年後の磯野家が描かれ話題を呼んだ。その後、2022年に舞台版第2弾を上演。今回は2019年の第1作目の再演となる。主人公のサザエを藤原、マスオを葛山、フネを高橋、波平を松平が初演から引き続き演じる。

 藤原は、舞台版の魅力を「(アニメから)10年後の家族の危機や人生の岐路など、多くの人が経験する家族の問題を描いています。そこに古き良き家族像があります。そうしたところをリアルに感じていただけるのではないかと思います。人と人のあり方を考えさせられる演出になっているので、自分たちもいろいろなことを考えながら演じています」と分析。

 葛山は「漫画やアニメの短いストーリーとは違う、舞台ならではの人間的に踏み込んで描かれているところが魅力なのかなと思います。アニメよりももう少し親子や兄弟、そしてサザエさん一家を囲む個性豊かな出演者が深く描かれています。それから、アニメの世界で表現されているシチュエーションや風景を舞台でどう展開するかも見どころです。耳なじみのある曲が劇場の大音量で聞けるのも興奮します」とアピールした。

 高橋は家族の関係性について「昭和のお話なのに、姑さんとの確執やお嫁さんの悩みが一切ないんです。それは親子で暮らしているから。マスオさんが入って来てくれて、一緒に暮らしているので、サザエさんは伸び伸びとしている。そうした伸びやかなサザエさんは、今の時代にも抵抗なく受け入れられるのかなと思います」と言及。

 松平もそれに同意し、「昔の家族構成でありながら今に通じるものがあります。子どもが成長し、親離れしていくことを心配してしまう親心にも共感できるのかなと思います」と語った。

 今回の再演では、サザエさん一家の子どもたちはキャストが一新される。大学生になったカツオはONE N’ ONLYの草川直弥とlolの佐藤友祐がダブルキャスト、専門学校に通うワカメは日向坂46の平尾帆夏、中学生になったタラオはwink first/TRAINEEの藤代翔真と松﨑光がダブルキャストで演じる。まだ新キャストとは会っていないという4人だが、藤原は「フレッシュなメンバーが出そろったと聞いています。各界で活躍されているメンバーとお芝居を紡ぐことができるのがとても楽しみです。新たな化学反応が生まれ、再演でも新しいものになるのではないかと思います」と笑顔で話す。一方、松平も「子どもたちが変わるので新鮮にできる」と期待を寄せた。

 舞台は、6月5日〜17日に都内・明治座、7月5日〜8日に大阪・新歌舞伎座で上演。

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