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長曽根ストロングス(大阪)、旭スポーツ少年団(新潟)が4強 全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント

 小学生野球の高円宮賜杯第45回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメントは16日、ハードオフ新潟などで準々決勝が行われ、4年ぶり8度目の優勝を狙う長曽根ストロングス(大阪)が4-2で牛島スポーツ少年団(秋田)に勝った。初出場の旭スポーツ少年団(新潟)は3-1で木屋瀬バンブーズ(福岡)を破った。
17日の準決勝は長曽根ストロングス―旭スポーツ少年団、多賀少年野球クラブ(滋賀)―伊勢田ファイターズ(京都)の対戦となる。

▽長曽根ストロングス(大阪) 4-2 牛島野球スポーツ少年団(秋田)

「目の前のチャンスつかんだ」

 8度目の優勝を狙う長曽根ストロングスが手堅い試合運びで準決勝へと駒を進めた。2-2の六回に安打と四球で好機をつくると、足で揺さぶり内野安打で勝ち越し。スクイズで更に1点を加えた。熊田耐樹監督は「うちのチームは力がそんなにないので、目の前のチャンスを確実につかんだ。(優勝まで)あと二つだが、うちは一戦一戦」と冷静に語った。

 4回無失点と好投した谷脇蒼はストレートの緩急が光った。唯一の安打となる二塁打を許した二回は後続を三振と内野飛球に仕留め「三振は狙っていた。アウトコース高めに投げる意識だった」と手応えを口にした。「あと二つしっかり準備する」と頂点を見据えていた。(松﨑航大)

4回1安打無失点と好投した長曽根ストロングスの谷脇(16日、ハードオフ新潟=竹森公紀)

▽旭スポーツ少年団(新潟) 3ー1 木屋瀬バンブーズ(福岡)

「歴史を変えたい」

 旭スポーツ少年団の4番に座る今井咲太郎が持ち味の勝負強さを発揮した。同点とした直後の三回1死、腕をたたんで内角高めの球をセンターに打ち返し、勝ち越しの2点タイムリーとした。「1回戦、2回戦で打てていたことが自信になり、調子も上がってきている」と自信がみなぎっていた。

 高畑哲也監督は「今井はチャンスの場面で必ず打ってくれる。積極的に初球から打ちにいって、捉える率が上がっている。球を見極められるようになった」と成長を実感していた。

 地元新潟県で開催の大会で、新潟県勢過去最高の4強に並んだ。高畑監督、今井は口をそろえて「新潟の歴史を変える」と意気込んだ。(荒木慎之介)

勝利を喜ぶ旭スポーツ少年団の選手たち(16日、ハードオフ新潟=鈴木成真)

  • 勝ってスタンドの声援に応える旭スポーツ少年団の高畑監督と選手たち(16日、ハードオフ新潟=鈴木成真)

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