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早く「おとな」になりたい小中学生*は54.9%**。

「おとな」になったらやってみたいことは「自由にスマホを使う」59.8%が最多。

2026年1月6日
公益財団法人 博報堂教育財団 こども研究所

公益財団法人 博報堂教育財団の調査研究機関 こども研究所では、全国の小学4年生~中学3年生を対象に、子どもをとりまくさまざまなトピックスについて調査を実施しています。

今回は、「成人の日」を前に子どもたちが持つ「おとな」のイメージや、将来なりたい「おとな」像について聞きました。 早く「おとな」になりたい小中学生*は54.9%**。「おとな」になったらやってみたいことは「自由にスマホを使う」が59.8%と最多。なりたい「おとな」像は「お金をたくさんかせいでいる(57.2%)」が最も高く、まわりの「おとな」に対するイメージは「いそがしそう」 が81.3%。また、「尊敬するおとながいるか」という質問では、71.3%が「いる」と回答しました。その存在の多くは「お母さん」 「お父さん」をはじめとする“家族” 、次いで「先生」。子どもの目に映った家族や先生など身近な「おとな」は頼もしい存在であり、日ごろ自分のサポートをしてくれる姿に感謝をしている声が聞こえてきました。

 

* 小学生=4〜6年生 (以下同様)

** そう思う+ややそう思う計( (以下同様) 

 


「おとな」に関する意識調査 結果のポイント

 

1. 早く「おとな」になりたい小中学生*は54.9%**。

2. 「おとな」になったらやってみたいことは「自由にスマホを使う」が59.8%で最も高い。

3. なりたい「おとな」像は「お金をたくさんかせいでいる」が57.2%で最多。

4. 「尊敬するおとながいる」 のは71.3% 。上位に挙がったのは「両親」と「先生」。 

5. 身のまわりの「おとな」に感じるのは「いそがしそう」 が81.3%。

6. 成人年齢が18才と認知しているのは57.2%。「成人になったらできるようになること」で最も認知率が高かったのは「選挙で投票すること(66.9%)」。

 

「おとな」に関する意識調査 結果詳細

 1. 早く「おとな」になりたい小中学生*は54.9%**。 

・早く「おとな」になりたいかという質問では、「そう思う」計が 54.9%、「そう思わない 」計が45.1%でした。

・早く「おとな」になりたい理由を自由回答で聞くと「自由」と「お金」に関する回答が多く見られました。「お金をかせぎたい」「好きなだけ欲しいものを買いたい」「一人暮らしをしたい」といった声が多数でした。また「勉強・宿題をしなくていい」の声もあるものの、「やりたい仕事がある」「社会で活躍したい」といった将来への目標もあがりました。

・一方、早く「おとな」になりたいと思わない理由は、「大変そう」「いつも疲れているようだから」のほか、「今が楽しいから」と現状に満足している様子や「まだまだ甘えたい」などの回答も見られました。

 


2. 「おとな」になったらやってみたいことは「自由にスマホを使う」が59.8%で最も高い。

・「おとな」になったらやってみたいことは「自由にスマホを使う(59.8%)」が最も高く、2番目に高かった「好きなものをぜんぶ買う(49.4% )」と比較し10pt以上の差がでました。

・最も多かった「自由にスマホを使う」を属性別でみると、中学生が54.7%に対し、小学生では65.0%。小学生は中学生より10pt程度高くなりました。

・全体と比較し小学生男子では「好きなだけゲームをする」が56.3%(+17.8pt)、小学生女子と中学生女子では「お化粧をする」がそれぞれ53.0%(+27.3pt)、47.3%(+21.6pt)とおしゃれへのあこがれが垣間見えました。中学生男子では「車やバイクを運転する」51.3%(+10.8pt)で全体との差がみられました。

 


3. なりたい「おとな」像は「お金をたくさんかせいでいる」が57.2%で最多。

・どのような「おとな」になりたいかでは、「お金をたくさんかせいでいる(57.2%)」が最多でした。次いで「家族を大事にする(49.7%)」「趣味を楽しんでいる(48.2%)」と続きます。

・属性別でみると、全体と比較し小学生女子では「家族を大事にする」が58.7%(+9.0pt)、中学生女子では「おしゃれな」が46.0%(+14.3pt)と全体に比べて高くなりました。

・「おとな」と聞いて何を思いうかべるか、と自由回答で聞いた質問では(回答者939人)、「働いている」「会社に行く」といった仕事に関することが220件ほど。また「お金をかせいでいる」「お金をもっている」という「お金」に関することが80件ほどと、「仕事」と「お金」をあわせ、約300件となりました。約3分の1の子どもにとって「おとな」とは「仕事をし、お金をかせぐ人」というイメージがあるようです。

 


4. 「尊敬するおとながいる」 のは71.3% 。上位に挙がったのは「両親」と「先生」。 

・尊敬する「おとな」の存在の有無を聞くと、71.3%が「いる」と回答。属性別では、小学生女子が79.0%と最も高く、中学生男子は4属性の中では最も低いものの、62.3%にのぼりました。

・具体的に誰を尊敬しているかについて聞いたところ、自由回答では「お母さん」を筆頭に「お父さん」「両親」など家族の存在が最も多く挙がりました。理由は仕事や家事などで忙しいのに自分をサポートしてくれる点、勉強などを教えてくれたり何でも知っている点など。また学校や習い事の先生などは、生徒の心に寄り添ってくれる先生の人間性などが尊敬する理由でした。その他、大谷翔平選手などのスポーツ選手やYouTuberなどの声もありました。

 

5. 身のまわりの「おとな」に感じるのは「いそがしそう」 が81.3%。

・身のまわりの「おとな」に感じるのは「いそがしそう(81.3%)」「がんばっている(67.3%)」「つかれている(64.3%)」。「おとな」が多忙で疲弊している様子を感じ取っているようです。

・小中別でみると、小学生は「おとな」に対し「楽しそう」が48.8%、 「かっこいい」が44.0%ですが、中学生では「楽しそう」が 36.0%(-12.8pt)、「かっこいい」が 27.3% (-16.7pt)と比較的ポジティブなイメージが大きく下がりました。

 

 

 

6. 成人年齢が18才と認知しているのは57.2%。「成人になったらできるようになること」で最も認知率が高かったのは「選挙で投票すること(66.9%)」。

・成人年齢を18才だと回答したのは全体の57.2%。小中別でみると小学生は51.2%。中学生でも63.2%にとどまりました。

・成人年齢を20才だと思っているのは、小学生・中学生ともに3割程度でした。

・「成人になったらできるようになること」の認知については、「選挙で投票すること」が66.9%と最多でした。小中別にみると、小学生では56.5%でしたが、中学生では77.3%にのぼりました。

「自動車免許をとること(64.7%)」「結婚をすること(58.9%)」といずれも6割ほどの認知がありました。最も認知率が低かったのは「国家資格をとること(14.8%)」「ローンを組むこと(14.5%)」でした。

 

 


「おとな」に関する意識調査 概要

 

◆調査手法  :インターネット調査

◆調査エリア :全国

◆調査対象者 :小学4年生~中学3年生

※調査にあたっては事前に保護者の承諾を得て行っています。

◆サンプル数 :有効回答数 1,200人

◆調査実施日 :2025年10月26日(日)

◆実施・集計  :QO株式会社 

◆調査パネル  :株式会社マクロミル

◆企画・分析  :公益財団法人 博報堂教育財団 こども研究所

 

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