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漢字二文字の独創性を評価するベストストーリーテリング賞 細田学園高等学校「星瞬(せいしゅん)」が受賞!

高校ダンス部日本一を決定するDCCと漢検協会がタッグ

2025年9月1日
公益財団法人 日本漢字能力検定協会

 公益財団法人 日本漢字能力検定協会(本部:京都市/代表理事 理事長:山崎信夫/以下、当協会)は、エイベックス・エンタテインメント株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長:黒岩克巳) が主催する「avex presents DANCE CLUB CHAMPIONSHIP(第13回全国高等学校ダンス部選手権/以下、DCC)」において、 漢字二文字の作品テーマを評価する特別賞「ベストストーリーテリング賞」の受賞チームを、埼玉県・志木市の細田学園高等学校に決定しました。作品テーマは「星瞬(せいしゅん)」です。

 

ベストストーリーテリング賞を受賞した細田学園高等学校 

 

「ベストストーリーテリング賞」受賞チーム

細田学園高等学校(埼玉県)

 


 

●作品テーマ:『星瞬(せいしゅん)』

 

●テーマの説明:

『星の王子さま』が教えてくれた

「大切なものは目に見えない」。

 

出会う前は気が付かなかった。

重ねた分だけ、仲間との時間が

“かけがえのないもの”になることを。

 

それは瞬く間に過ぎてしまうけれど、

きちんとここにある。

星のように、今この瞬間もずっと、

ずっと私たちの中に輝き続ける——。

 

審査員のコメント

 第13回大会で、同賞を受賞した細田学園高等学校の作品テーマは「星瞬」でした。

 この漢字二字の読み「せいしゅん」は、夢と希望にあふれつつ悩みや葛藤を抱え、つまずきとまどいながら成長してゆく「青春(せいしゅん)」の読みとかけられています。そこには漢字が持つ同音異義の特徴が生かされていますが、ごくありふれた「青春」という読み方が「星瞬」という、同音でありながら意表を突いた文字列に置き換えられた時、「やられたぁ」と叫びたくなるほど痛快なセンスに感服しました。

 またダンス仲間たちとの友情や絆が恒久的な時間を想起させる「星」で表され、それが融合と分離を繰りかえすように「瞬」(またた)きながら、仲間たちとダンスの練習に励むその姿は、光輝く青春の煌(きら)めきそのものといえるでしょう。

 ベストストーリーテリング賞は、ダンス審査とは異なる点での審査となりますが、漢字や言葉の意味と、皆さんが表現したいイメージをつなぎ合わせる視点を持っていただくことで、ダンスそのものの表現力や独創性を高めることに貢献できるものだと信じています。

 

審査員 :山崎信夫(日本漢字能力検定協会 代表理事)

阿辻哲次(漢検 漢字博物館・図書館館長、漢検 漢字文化研究所所長、京都大学名誉教授)

 

当協会が審査する『ベストストーリーテリング賞』とは

 特別賞『ベストストーリーテリング賞』は、昨年(第 12 回)の決勝大会より設けられました。

 DCCでは、ダンス作品のテーマ(漢字二文字とよみがな)および作品テーマについての説明文章をエントリー時に提出します。同賞は、漢字二文字で表現する作品テーマに対し、独創性や表現力を評価するもので、「漢字への理解をどのように表現するか」という観点で審査を行っています。

 同賞の審査は、昨年に引き続き山崎信夫 当協会代表理事と、阿辻哲次 漢検 漢字博物館・図書館館長・漢 検 漢字文化研究所所長・京都大学名誉教授が務めました。

 

DCC概要

 DCCは、全国高等学校のダンス部の頂点を決めるダンスのイベントです。漢字二文字に込められたテーマの表現力、 技術力、独創性などを競います。(公式サイト: https://dcc.avex.jp/

  • 2025年ベストストーリーテリング賞_細田学園高等学校
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