第17回太倉デーがシュツットガルトで開催、30年以上にわたる中独協力とイノベーションを祝賀
2025年6月25日にシュツットガルトで開催された
第17回太倉デー
AsiaNet 200910 (0130)
【シュツットガルト(ドイツ)2025年6月26日新華社=共同通信JBN】6月25日、シュツットガルトで第17回太倉デー(Taicang Day)イベントが開幕し、中国東部の都市である太倉とドイツとの長年にわたる関係における重要な節目になりました。バーデン・ビュルテンベルク州、シュツットガルト市、German Chamber of Commerce(ドイツ商工会議所)の関係者やビジネスリーダーを含む約300人のゲストが集まり、中独協力の新たな機会を模索しました。
イベントのテーマは「Innovation-Driven, Green Win-Win(イノベーション主導、グリーン・ウィンウィン)」で、貿易、教育、文化、持続可能性において太倉市とドイツの関係がより緊密になっていることを強調しました。太倉市党委員会書記であるWang Xiangyuan氏は、同市と自動車産業との強いつながりを際立たせました。太倉市では自動車部品の約70%を生産することが可能で、同市に拠点を置くドイツ企業の70%が自動車製造に関与しています。太倉に最初に進出したドイツ企業であるKERN-LIEBERSはバーデン・ビュルテンベルク州の企業です。現在、太倉には550社を超えるドイツ企業が進出しており、その5分の1がこの州発の企業です。
太倉は長江デルタの戦略的な位置を占め、重要な経済の中心地であり、中国の改革開放の象徴です。豊かな緑地と質の高い生活で知られる太倉は、中国の改革開放の活気ある象徴であり、しばしば長江南部地域の「small gem city(小さな宝石都市)」と呼ばれます。太倉市は上海への鉄道アクセスも良く、所要時間はわずか30分です。中国最大の対外貿易港の1つである太倉港は、200を超える国際航路を扱い、世界貿易にとり極めて重要な港になっています。中国から輸出される自動車の10台に1台が太倉港を経由しています。
84歳のSteim博士は、このイベント中に、中独協力への貢献により表彰されました。1993年に太倉に到着したSteim博士は、最初のドイツ企業の設立に立ち会い、中独パートナーシップ強化において重要な役割を担ってきました。
このイベントでは、貿易、文化、職業教育の分野でのブンデスリーガ(Bundesliga)やドイツ国際協力(GIZ)との協力を含む、複数の重要な協定も締結されました。これらの協定は、経済成長と異文化交流を促進するという太倉の取り組みを強調するものです。
今後、太倉市は中独協力の主要拠点となり、企業と投資家に豊富な機会を提供することを目指しています。太倉市は、イノベーション、持続可能性、そして国際協力の象徴として、繁栄し続けています。
ソース:”Taicang Day” event
