2025年6月22日、カザフスタンのアスタナで、
中国・中央アジア協力発展フォーラムと
第3回シルクロード国際コミュニケーション大会が開催

 
AsiaNet 200906 （0129）

【アスタナ2025年6月26日新華社＝共同通信JBN】China-Central Asia Cooperation Development Forum（中国・中央アジア協力発展フォーラム）と第3回Silk Road International Communication Forum（シルクロード国際コミュニケーションフォーラム）が22日、カザフスタンの首都アスタナで開催されました。

中国と中央アジアのメディア、シンクタンク、文化機関、実業界から約240名の代表者が参加し、シルクロード協力の深化などをテーマに掘り下げた議論が行われました。

開会式では、Arman Kyrykbayevカザフスタン大統領補佐官がカシムジョマルト・トカエフ（Kassym-Jomart Tokayev）大統領の祝辞を読み上げました。トカエフ氏は祝辞の中で、先ごろ、中国の習近平（Xi Jinping）国家主席と中央アジア5カ国の首脳が出席した第2回中国・中央アジアサミットが大成功のうちに閉幕したと述べました。

トカエフ氏は、中国・中央アジア協力発展フォーラムと第3回シルクロード国際コミュニケーションフォーラムは中央アジア諸国と中国の人民同士の対話と文化交流の重要なプラットフォームであると述べました。また同氏は、今回のイベントがさまざまな分野における双方の交流と協力をさらに深めると自信を示しました。

新華社通信（Xinhua News Agency）の傅華（Fu Hua）社長は基調講演で、習主席は中国と中央アジアの協力と発展を非常に重視していると述べ、中央アジアが安定して繁栄し、調和し、相互につながることは、世界全体にとって大きな意義があると語りました。

傅氏は、新華社は中央アジア諸国のメディアやシンクタンクと協力してメディア交流を強化し、報道、技術開発、人材交流などの分野で協力を深め、中国と中央アジアの実情と発展ニーズに基づいた共通の関心事について共同研究を行い、現地調査、分析評価、情報・成果の共有を進め、より質の高い、実行可能なシンクタンク報告書を作成し、中国と中央アジアの協力の発展に資する知見や提言を提供していきたいと語りました。

中国公共外交協会のQiu Xiaoqi副会長は、中国・中央アジアフォーラムの発足は、6カ国のメディア、シンクタンク、文化機関の交流と協力の新たな章を意味するものだと語り、全ての関係者が、中国と中央アジアの協力とグローバル・サウスの近代化のストーリーをより良く伝えるために真摯に努力する必要がある、と述べました。

ウズベキスタン文化遺産庁のTursunali Kuziev第一副長官は、ウズベキスタン側は「遠くの親戚より近くの隣人」ということわざに全面的に賛同しており、中央アジアと中国の善隣・互恵関係の構築に引き続き尽力すると述べ、今回のイベントが意見交換や創造性の刺激、将来の協力関係の方向性を決める効率的なプラットフォームとして機能することへの期待を表明しました。

Han Chunlin駐カザフスタン中国大使は、「中国・中央アジア精神」は6カ国の善隣関係、連帯、相互扶助への強いコミットメントを反映している、と述べました。メディアには、人と人をつなげる架け橋として、中国・中央アジア関係の質の高い発展のために良好な世論環境づくりを促進してほしいと呼びかけました。

China-Central Asia Mechanism（中国・中央アジアメカニズム）のSun Weidong事務局長はスピーチで、6カ国のシンクタンクとメディアは、未来を共有する中国・中央アジア地域の社会的基盤を強化する上で重責を担っているとし、中国・中央アジアメカニズム事務局は、各関係国と緊密に協力し、それぞれの分野における協力メカニズムやプラットフォームを積極的に支援し、未来を共有する中国・中央アジア地域の関係緊密化に貢献していく用意がある、と述べました。

中国華電（China Huadian Corporation Ltd.）のZu Bin取締役はスピーチで、同社は世界をリードするエネルギー企業として中国華電は、「一帯一路」構想と中国・中央アジアサミットでのコンセンサスを全面的に実行していくと述べました。また、相互利益とウィンウィン協力の原則を堅持し、中央アジア諸国が資源面での優位性を発展の強みに変え、グリーンな「一帯一路」協力の力強い成長を促すことを目指す、と語りました。

開会式では、中国・中央アジア地域協力・発展センターが正式に発足しました。

本フォーラムは、新華社通信、カザフスタン大統領テレビ・ラジオ局、中国共産党陝西省委員会および同省政府、中国華電が共催しました。

本イベント期間中、「Championing the China-Central Asia Spirit: Achievements, Opportunities and Prospects for Regional Cooperation（中国・中央アジア精神の推進：地域協力の成果、機会、展望）」と題するシンクタンクレポートが、中国語、ロシア語、英語で全世界に向けて発表されました。

ソース：Xinhua News Agency