吉沢亮「英語のせりふに苦戦中です(笑)」主人公夫婦と関係を深める英語教師・錦織友一役で出演 連続テレビ小説「ばけばけ」【インタビュー】

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-本作では主演の髙石さんの持ち味が存分に発揮されている印象ですが、共演の感想はいかがですか。
高石さんは、せりふなのか、素で笑っているのか、最初の頃はわからなかったくらい、お芝居が自然でなじんでいる感じがあります。それくらい、ご本人が面白い方で。きっと、コメディーがお好きなんでしょうね。おかげで、僕もいい刺激を受けています。
-トミーさんの現場での印象はいかがですか。
実はトミーさんは、ヘブン先生と違って日本語がものすごく達者で、日本語でアドリブを入れることもあるんです。それに反応して、僕が思わず笑ってしまうくらいで(笑)。つられて僕も、リハーサルで英語のアドリブに挑戦してみたのですが、なかなか難しく、本番で披露するまでには至りません。いずれは僕も、英語でアドリブを入れられるようになりたいです。
-現場のいい雰囲気が伝わってくるお話です。
トミーさんも、現場でいつも楽しそうにしています。その上、日本語の学習意欲も旺盛で、吸収力が半端ではありません。先日も、早朝からロケのあった日に、何気なく「何時起き?」と聞いてみたら、すぐにその意味を尋ねてきて。「『何時に起きましたか?』の省略形だよ」と教えてあげたら以来、毎日のように僕に「何時起き?」と聞いてくるようになりました(笑)。
-第5週時点でトキとヘブンはまだ夫婦になっていませんが、錦織は2人とどのような形で関わっていくのでしょうか。
トキとは第4週で出会い、1人で東京に来たことを知っているので、たくましい女性だと感じていますが、まだそれほど深い関わりはありません。これから、松江にやってきたヘブン先生をきっかけに少しずつ出会いを重ね、関係を築いていくことになります。それに対してヘブン先生は、江藤知事(佐野史郎)が「これからの時代を担う若者たちに英語の教育を」という意気込みで松江にお招きした方です。その通訳を務める錦織は、「ヘブン先生と一緒にいれば、自分の人生も変わるはず」という期待を持って接しています。
-今後の錦織とトキ、ヘブンの関係が気になるところです。
錦織は出会ったときからヘブン先生に入れ込んでいますが、これからどんどん距離を縮め、お互いにかけがえのない存在となり、トキとも関係を深めていきます。ぜひ、これからの3人の関係に注目してください。

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(取材・文/井上健一)












