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【映画コラム】海が舞台の『沈黙の艦隊 北極海大海戦』と『ラスト・ブレス』、家庭内スパイ映画『ブラックバッグ』

『ラスト・ブレス』(9月26日公開)

(C)LB 2023 Limited

 北海でガス・パイプラインの補修を行うため、スコットランドから出航した潜水支援船タロス号。飽和潜水士のダンカン(ウディ・ハレルソン)、デイブ(シム・リウ)、クリス(フィン・コール)が水深91メートルの海底で作業している最中、タロス号がコンピュータシステムの異常で制御不能に陥り、命綱が切れたクリスは深海に投げ出される。

 緊急用の酸素残量はわずか10分。海底の潜水ベルにとどまったダンカンとデイブ、海上のタロス号の乗組員たちは、あらゆる手を尽くしてクリスの救助を試みるが……。

 最も危険な職業の一つといわれる飽和潜水士の実話を基に、極寒の深海に取り残された潜水士の運命と、極限の救出活動に挑む人々の姿を描いたサバイバルスリラー。

 本作の題材となった潜水事故のドキュメンタリー映画を手がけたアレックス・パーキンソン監督が、綿密なリサーチに基づいて映画化。実際に事故が起こった船で撮影するなどリアリティーを追求し、ドキュメンタリー映像も交えて描く。

 飽和潜水士の過酷な作業の様子や支援船内での指揮系統のやり取りなどが緊迫感を生み、たった一人の命を救うために懸命の努力を尽くす人々の姿が感動を呼ぶ。

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