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坂東龍汰「この映画は絶対に映画館で見てほしいです。特にドラゴンライドのシーンは圧巻です」『ヒックとドラゴン』【インタビュー】

-吹き替えで難しかったところと楽しかったところはありましたか。

 初めてのことだったので、付いていくのに必死な部分もありましたし、基本的には全てが難しかったのですが、それと同じぐらいの楽しさもありました。自分が当てた声を見たり聞いたりする時間が一番楽しかったです。こんな風になるんだって。ちゃんとリップが合っていて、映像と重なっていて、ヒックが僕の声で話しているように聞こえる。リンクしたなって思った瞬間が一番うれしくて。でもそれがちゃんとできていなかったら落ち込むみたいな。いろんな感情が行ったり来たりしていました。

-ヒックに共感できるところはありましたか。

 ヒックを演じたメイソン・テムズさんの動きに共感しました。もし僕がヒックを演じてもこういう選択をしそうだという表情筋の動きなどがあって驚きました。だからヒックというキャラクターに共感をするというよりも、テムズさんに対して「ここでこの顔を持ってくるのか。分かる」みたいな共感がありました。彼が演じた役に声を当てる、日本語で命を吹き込むという作業なので、まず彼のお芝居を好きになる、彼の表現を好きになる、彼のアプローチを好きになるというところから入っていけば、自然とヒックも好きになれるのかなと思いました。

-映画の見どころや注目点をお願いします。

 映像はため息がでるほど素晴らしいし、スケール感にも圧倒されます。僕はIMAXで字幕版を見させていただいたんですけど、とんでもない作品の吹き替えをやったんだなと思いました。見どころは、ヒックが成長する姿とか、アスティー(ニコ・パーカー)との恋愛模様もそうだし、お父さん(ジェラルド・バトラー)との関係性の変化もそうだし、特にドラゴンとのシーンは圧巻です。あとはジョン・パウエルさんの音楽がすごく好きです。大まかなところはアニメ版と変わらないので、原作アニメファンの方も絶対に楽しめると思うし、アニメのカットをそのまま実写化してる部分もあるので、初めて見る人も楽しめるし、昔から好きな人もいろんな記憶がよみがえってくるのかなと思います。世界中でメガヒットをしているので、日本でも「トップに追いつけ」となってほしいです。

-これから映画を見る方々に向けて、アピールポイントも含めて一言お願いします。

 改めて「ヒックとドラゴン」の魅力に気付いてもらいたいです。本当にすごいスケール感で描かれてるし、現実からちょっと離れて非現実的な体験ができるドラゴンライドのシーンも見どころです。それに加えて、人間ドラマの部分がしっかりとしていて、キャラクターの一人一人の感情が繊細に描かれてるからこそ、そこにちゃんと感情移入ができるところが素晴らしいと思います。そういう人間ドラマの部分もぜひ楽しんでもらえたらと思います。それからこの映画は絶対に映画館で見てほしいです。特に空を飛ぶシーンは映画館じゃないと駄目です。僕ももう1回必ずIMAXで見ようと思っています。

(取材・文・写真/田中雄二)

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