清水尋也、松本潤は「目が何個付いているのだろうと思うくらい、現場を把握されている」 日曜劇場【インタビュー】
-撮影現場での松本潤さんの印象を教えてください。
共演させていただくのは今回で2回目ですが、初めてお会いしたときから印象は変わらず、目が何個付いているのだろうと思うくらい現場を把握されている方です。スタッフの皆さんやカメラや照明のことなど、撮影のいろいろな要素を全て考えた上で、お芝居を作っていらっしゃるので、頭の回転の速さと視野の広さに日々勉強させていただいています。
-総合診療医・徳重晃を演じる松本さんと演技で対峙した感想はいかがですか。
徳重先生の話し方は独特で、声のトーンやテンポが落ち着いていらっしゃるのが印象的です。こんなお医者さんがいたら安心するだろうなと思いますし、相手の気持ちを引き出すアプローチや不思議な包容力が1つ1つの動きから感じられて、すごいなと思います。現場では僕が松本さんに「少しいいですか」とお聞きすると、松本さんが「もちろんいいよ」と言ってくださって、ご相談しながら日々お芝居を作っています。

(C)TBSスパークル/TBS(撮影:加藤春日)
-劇中で鹿山は「無駄なことはしたくない」と言っていますが、そういう生き方に共感する部分はありますか。
10代の時は自分の欲求や、やらなければならない目標に対して真っすぐだったので、それ以外のことを自分の中で排除してしまう時期があったのですが、26歳になった今では、どんなことでも1つ1つの物事に向き合うことの大切さや、誠実に向き合うことで得られるものがあることに気が付いたので、鹿山の無駄を省いて効率を重視する部分は大事だと思いますが、その考え方には今の僕自身は共感しないかもしれません。
-最後に4話の見どころを教えてください。
鹿山は少しひねくれた部分があるのですが、患者さんの命を助けたいという気持ちは大前提に持っていて、彼なりに医師という仕事に対しての向き合い方、医師を長くやっていく上で仕事として折り合いをつけていくための生き方を葛藤しながら探している人間です。そんな鹿山が徳重先生との出会いによって、自分の過去や自分自身への向き合い方が変化していくので、鹿山の成長が伝わったらうれしいです。人生や仕事に対する向き合い方について、僕と同世代の方にも何か伝わるメッセージがあればいいなと思います。
ドラマは、毎週日曜よる9時からTBS系で放送中。
(取材・文/小宮山あきの)
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