23歳の大西流星「大人になってきたなと実感」 若手事務官役で“ザ・さわやか公務員”に【インタビュー】
-撮影現場の雰囲気はいかがですか。上川さんや吉谷彩子さんとのお芝居の中で、印象に残っていることを教えてください。
上川さんがフレンドリーに話し掛けてくださるので、現場の雰囲気はとてもいいです。上川さんはカメラが回り始めたら一気に無表情になるので、どっちが本当の上川さんなんだろうとびっくりするくらい、すぐに役に入られるので、改めてすごい役者さんだなと感じています。吉谷さんとは役柄的にカフェで観月ありささんと3人で会話する機会が多いので、会話のテンポ感もよく息はぴったりだと思います。
-大西さんよりも年上の世代の方が多い現場ですが、緊張していますか。
僕は年上の方と話すのがすごく好きで、お芝居のことも含めて学ぶことが多いですし、年上の方はお話をたくさん聞いてくださって聞き上手な方が多いので、緊張もしますが、打ち解けるスピードは早いのかなと思います。ロケ現場で犬が通ったら好きな犬の話が始まったり、何気ない日常の会話もたくさんしますし、オフのときはゆるい話ばかりしています。
-大西さんが共演者の方に関西弁のアドバイスをされることもありますか?
東京出身の観月さんはカットがかかるたびに関西弁を確認されているので、自分よりももっと大変なことをされているなと思って、関西弁では僕がリードしなければという気持ちになりました。関西弁の講師の方もいらっしゃるので、申し訳ないなと思いながらも、講師の方よりも先にこうですよと言っている自分がいて…(笑)。自分の地元の言葉でもあるので、そこは誇りを持ってアドバイスのようなことをさせていただいています。
-実際に撮影が進んでいく中で、今は現場でどのようなことを思っていますか。
現状では事件現場にまだ足を運べていなくて、吉谷さんが演じる惣領さんから「不破検事はこういう人なんですよ」という話を聞くシーンが多いのですが、話が進むにつれて事件との距離が縮まってくるので、そのシーンの撮影は楽しみでワクワクが大きいです。ようやく検事ものの世界により濃く入れると思うと、1つ大人になった感覚になるのかなと思います。
-今後に放送される前田事務官と不破検事のエピソード回について教えてください。
前田くんは自分にできることが何かあるかなと自分なりに考えて動こうとするのですが、不破検事は視野が広くて360度以上あるのでは!? みたいな方なので、前田くんの行動を本能的に察知しているのかなと思いますし、そういった部分で関わりが出てくるので、楽しみにしていただきたいです。
ドラマ9「能面検事」は、テレ東系で毎週金曜 夜9時~9時54分、Prime Videoで見放題独占配信中。ネットもテレ東、TVer、Leminoで見逃し配信中。
(取材・文/小宮山あきの)