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旋風起こすか、J2勢 FC東京など6クラブ16強

一発勝負のトーナメント大会の面白みは、格下のチームが強者を倒す「ジャイアントキリング(大物食い)」にある。今大会はJ2のFC東京、水戸、千葉、湘南、京都、愛媛の6クラブがベスト16入りを果たした。JFLの松本山雅に負けじと、旋風を巻き起こせるか。

Jリーグが2部制となった1999年以降で見ると、第82回大会でも6クラブがベスト16に勝ち残っており、今回はそれに並ぶ多さだ。第85回大会では16強をJ1勢で占めたこともあるだけに、今大会はここまでJ2勢の健闘が光る。

4回戦では、J2同士の対決となるFC東京と水戸以外の千葉、湘南、京都、愛媛がJ1勢に挑む。近年では前々回大会の仙台がJ2優勝の勢いを生かしてベスト4まで勝ち進んでおり、今大会はどのチームが台風の目となるか。

今季限りで退任する湘南の反町監督は「次の4回戦で終わりにならないように戦略を練って、ひとつやってやろうと思っている」と川崎との一戦へ自信を見せる。

第1回大会から今年でちょうど90年という歴史ある天皇杯。その中で2部リーグに属するチームが頂点を極めたのは過去2例。第61回大会の日本鋼管と、続く第62回大会のヤマハ発動機がともに日本サッカーリーグ(JSL)2部に所属しながら、日本一となった。