
レベニロッソNC(初出場)

愛媛県代表決定戦決勝で、四国リーグのレベニロッソNCが、愛媛大学を4―1で下し初優勝。新居浜市の社会人チームが創設34年目で悲願の天皇杯出場権を手にした。
県予選は2回戦から登場し、聖カタリナ大に3-0、準決勝は松山大に2-1で勝利。四国大学リーグ1部の3大学を立て続けに破った。岡田紘明監督は「学生は未知数の部分もあり、やりにくかった」と話すが、攻守でゲームを支配し危なげなく勝ち上がった。
2020年に初の決勝に進み、今回で4度目。これまでは当時J3だったFC今治などに苦杯をなめさせられた。今治のJ2昇格でチャンスが広がり、名実ともに愛媛のアマチュアトップを証明した。
4―4―2が基本でFW三好凱斗、桂太希の2トップが得点を量産。セットプレーも強みで、決勝2ゴールのDF中村慎太郎が空中戦にめっぽう強い。指揮官は「県内プロチームとの対戦経験もあり、Jクラブ相手でもやれる」と自信をのぞかせた。
(愛媛新聞)