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死刑でいいです
死刑でいいです 孤立が生んだ二つの殺人
池谷 孝司(編著) 
真下 周(著) 
本体価格:1,400円+税
判型:4月6日判/ページ数:286
刊行年月:2009年10月
ISBN:978-4-7641-0604-8
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内容紹介

「私は生まれてくるべきではなかった」。そう言い残して2009年夏、25歳の若者は死刑になった。16歳で母親を殺害し、少年院を出た後、再び大阪で姉妹刺殺事件を犯した山地悠紀夫元死刑囚。反省はしないが、死刑にしてくれていい。開き直った犯罪者の事件が続く。秋葉原の無差別殺傷事件、茨城県土浦市の連続殺傷事件・・・。彼らは他人と自分の死を実感できていたのか。死刑にするだけでなく、なぜそうなったのか、どうすれば防げるかを考えるべきではないか。そうでないとすぐ次の凶悪犯が生まれるだけだ。事件を起こした山地悠紀夫死刑囚は少年時代に広汎性発達障害と診断され、後に精神鑑定では人格障害とされた。16歳で母親を殺害した男が再び犯した大阪の姉妹刺殺事件を追い、日本社会のひずみをえぐりだす渾身のルポルタージュ。裁判員裁判が開始された今、一般市民が死刑の評決を下さなければならない時代。だからこそ読んでほしい一冊!

著者略歴

池谷 孝司(イケタニ タカシ) 共同通信・社会部教育班デスク。1988年、共同通信社に入社。松江支局、広島支局、大阪社会部を経て95年から本社社会部で教育班や東京地検を担当。大阪社会部次長の後、2009年5月から本社社会部次長・文部科学省キャップ。先輩に「妻たちの思秋期」の斎藤茂男、「かげろうの家」の横川和夫・保坂渉、「少年漂流記」の西山明、「未来なんか見えない」の佐々木央ら。
真下 周(マシモ ヒロシ) 2001年共同通信社に入社。札幌編集部を経て03年から大阪社会部。大阪府警捜査1課、サブキャップなどを担当し、遊軍記者。