韓国・ハンソル子ども保育財団と教育連携協定を締結
〜子どもの幸福と教育の質の向上を目指して〜
北海道で保育園・幼稚園・認定こども園を運営する浅利教育学園グループ(北海道札幌市/理事長:浅利健自)は、韓国ソウルの ハンソル子ども保育財団(Hansol Childcare Foundation/CEO:Kwon Young-So) と教育に関する連携協定(MOU)を締結しました。
2025年10月27日(月)、ソウル市麻浦区のハンソル教育ビルにて行われた締結式では、浅利教育学園グループの浅利理事長をはじめ、両法人の代表者が出席。式典では、子どもたちの幸せと教育の未来に向けた協力関係の構築を確認しました。
翌28日(火)には、ヤンジェ保育園・プルムウォン保育園を訪問し、韓国における職場保育や家庭支援の仕組みを学ぶ視察・意見交換を実施。現地の教職員との活発なディスカッションを通して、今後の実践に生かせる多くの学びを得ました。
協定締結の背景
ハンソル子ども保育財団は、教育専門企業「ハンソル教育」が企業の社会的責任(CSR)の一環として2005年に設立した職場保育専門財団です。子どもの健やかな成長を支援し、家庭・職場・社会がともに発展する「幸せな保育共同体」を目指して、官公庁・大学・企業などの職場保育園を運営しています。
浅利教育学園グループは、「あ!そう!ぼっ!」の教育方針のもと、子ども一人ひとりが自ら考え、感じ、行動する主体的な学びを重視しています。今回の連携は、ハンソル財団の掲げる「幸せに生きる力を育てる」という理念に深く共感し、両国の教育現場における新しい価値の創造を目指すものです。この合意締結は、情報や知識、価値観の共有によって、両国の幼児教育の発展や教育者の育成にも繋がると考えています。研修を受けた教職員は、研修での学びを自園での教育に活かしていくことで、教育の質向上に繋げていきます。
本協定により、両法人は以下の取り組みを進めていきます。
・教職員の相互派遣・研修交流プログラムの実施
・幼児教育に関する共同研究および教材開発
・オンラインによる子どもたちの国際交流の推進
ヤンジェ保育園・プルムウォン保育園 視察の様子
ハンソル子ども保育財団(Hansol Childcare Foundation)
ハンソル子ども財団は、約40年にわたる教育事業の経験と専門性を活かし、韓国内の職場内保育園の委託運営を行っています。現在、全国165園を運営し、14園が開園準備中です。職場内保育園の設置コンサルティング、開園および委託運営、教育課程の研究・開発、教職員教育、保護者支援など、保育に関する包括的な事業を展開しています。在籍職員は、園長165名、保育教諭1,806名を含む保育教職員2,599名で構成され、組織は「成長戦略室」「保育運営局」「保育支援室」「ハンソル幼児教育研究所」などから成り立っています。
教育方針は、すべての子供たち全人発達を基礎に幸せに生きていくちからのある子供に育つように助ける。心身ともに健康で、人と関わり協力しながら生き、主体的かつ創造的に考える子どもの育成を大切にしています。関わり・対話・感性・創造を重視しながら、トダムトゥル(人との出会いと対話・関係づくり)、トダムスル(生態的感受性)、トダムビョル(協働・探求・創造性)の3つの柱をもとに教育を実践しています。乳幼児尊重、統合的アプローチ、遊びやプロジェクト型学習を重視し、関係性を育む協力学習を大切にしています。
浅利教育学園グループ
当グループは、1969年に創設した学校法人北海道日本大学高等学校(現学校法人札幌日本大学学園)の附属幼稚園を母体としており、学校法人浅利教育学園・社会福祉法人明日萌・学校法人自由創造学園・学校法人小沼学園の4法人による連合体です。道央圏を中心に各自治体からの保育園民営化案件の受諾や待機児童解消プログラムに基づく新設案件などにより2025年時点でグループで14カ所の認定こども園、幼稚園、保育園を統括しています(園児数約1100名 スタッフ数約320名)。
当グループでは教育方針「あ!そう!ぼっ!」に基づき、主体的で感性豊かな子どもの育成をビションとし、しなやかにたくましく「新しい生きる力」を備えた人間を社会に送り出すことをミッションとしています。
公式HP:https://www.nissho-asumoe.com/
























